ワタクシの自宅。
その深淵。
押し入れを勢いよく開けた瞬間、私はふと思い出す。
『深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ』※合ってるか自信ない(;^ω^)
――みたいな、どこかで聞いたことのあるフレーズを。
そして、ひとつため息。
いや。
ため息というより、もはや感嘆に近いかもしれない。
(すっごい……古い毛布とか布団とか、汚れ切ったタオルケットとかいっぱいある……)
長年、地層のように積み重なった『負の物体』
押し入れって、気づけば謎と不思議に包まれた保管庫になりがち。
「いつか使うかも…」
「来客用として取っておこ」
「イマイチなモノだけど、まだ使えるかもしれないし…」
そんな訪れるか分からない時を待つ、集合体が入っている…
そして年月だけが経過して、経過して、ひたすら経過していく。
今回、自宅の断捨離を進める中で、ついに押し入れまで本格的に手をつけることに。
すると出てきたのが――
なんと、私が保育園で使っていた布団一式。
そうです。
あの『強制お昼寝タイム』用のアレです。
子供の頃…
(この時間、何?)
と思いながら横になっていた気がするなぁ。
懐かしいような、そうでもないような。
しかしまぁ、さすがにこれはもう使いません。
とはいえ、こういう昔の物って、親世代からすると捨てづらいんだろうと思う。
『子供が小さい頃に使っていた物』
というのは、一種の魔力が宿るっぽい。たぶん。
だからこそ…
(こういうのは、むしろ私が率先して片づけないとな)
と思う。
というわけで、布団を切り裂いて小さくし、燃えるゴミへ。
意外にゴミ袋を使うんですよね。
中綿がふわふわぁっと出てくるのでね…
ともあれ、親等の保護者が捨てづらい物は、子世代が率先して処分しましょう!
……いや、誰目線なんだ、コレ。
その後も押し入れから不要な毛布や布団、タオルケット類を次々と引っ張り出していきました。
いやぁ……量が多いこと、多いこと。
それに昔の毛布って、やたら分厚くて重いんだよな、これが。
現代の軽量布団しか知らない世代からすれば…
「えっ、これ寝具というより体に取りつく鎧じゃね?」
みたいに思うだろう重量感があります。
あまりにも大量に発掘されるので…
レッツ、クリーンセンター!!となりました。
軽自動車に積めるだけ積み込み、一気に処分してきました。
やっぱり大物系は、クリーンセンターへ直接持ち込むと話が早いから…
ただ…今回は『可燃ゴミ』にいた係の人が怖かった…(態度が悪い、とも言う)
係「………」
そこにゴミを入れろ!とすら言わず、隣で立っているだけ。
実は私、可燃ゴミエリアはデビュー戦。
家族は行ったことがあるんですけどね…
そんなこともあり緊張。
私「……(ゴミを入れる?であろう場所を指差してみる)」
係「……(コクッと軽く頷く。そして私と同じようにゴミを入れる場所を指差す)」
私「(ゴミ、入れますぜ~)」
静かなるコミュニケーションの末…
思いっきり布団類をブチ込んでいく…次々に。
(この人、ちょっと怖いわ…)
終始心臓が危険信号を発していたのは秘密です。
ちなみに蛇足ですが…
『可燃ゴミ』エリアは、当たり前ですが臭いです。
普通に生ゴミの匂いもするしね。後はよく分からん匂いがブレンドされております。


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