東日本大震災を振り返る

あの未曾有の大震災から10年経ち、節目の今月。

少しだけ備忘録として当時を振り返ろうと思います。

当時私は既に社会人として働いており、建物の上階で事務をしていました。

日中に突如起こった地震だったので、職場の人達とプチパニック状態でしたね。

建物も特段新しい訳でもなく、上階にいたこともあり、揺れがかなり大きく感じられた記憶があります。

事務に使う分厚いファイルや書類のまとまりがドンドン落ちてきたのを見て…

(あ、私亡くなるのかも…?)

ここが、最期の場所なのか…嫌だな…と妙に冷静に薄っすら思っていました。
幸いにもそのファイル達は私に直撃することはなくて、良かったですが。

辺りを見渡すと、同僚達は自分の作業机に潜っていたので、私もそれに倣い作業机に潜って地震が収まるのを待っていました。

しばらくして地震が去ると、こぞって階段を使って一階へ、そして外へ出ました。

そこにはその建物で働いている人全てが大集合。
中には涙ぐむ女性もいらっしゃいました。


(気持ちは痛いほど分かる…こんな地震初めてだよ…)

私はこういう時、あまり表に感情が出ないので、多分いつもと変わらない顔だったと思いますが、動揺でしばらく心臓が早鐘。

地震後、計画停電も経験しました。
信号機が停まっているところなんて、この先また見られるのだろうか?どうなのだろうか?(別に見たくないけど)
ロウソクで、タイプスリップ気分を味わいながら夜を過ごすことがこの先あるのだろうか?(別に過ごしたくないけど)
とにもかくにも、地震後に微妙に大変だったのは『計画停電』でしたね…

私が住んでいるのは田舎なので、容赦なし…

自衛隊や、大きな病院、その他稼働していないと住民が困る建物がある場所は計画停電からは除外されました。
恐らくですが、市街地は計画停電にならなかったんじゃないのかな…
まぁ、当然と言えば当然のことでしょうね。

とにもかくにも、私は命と住む家は大丈夫だったので不幸中の幸いでした。

『そうか、もう10年経つのか…』と思い出せることが出来ているから。

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