私のブログを読んで下さる方は、セミリタイアを目指している方(興味がある方)、セミリタイア済の方、様々な方がいらっしゃると思うのですが、今回は現在お勤めの方に特にお伝えしたいことがあります。
とはいえ、そんな大仰なことではないので、身構えないで下さい(^^;
そして前置きが長いのでご了承下さいませm(__)m
私の初期のブログを見て頂けると分かるのですが、私が勤めていた会社は昨年(2019年)に大々的に希望退職の募集を掛けました。
具体的には、夏に全社員を集めての希望退職の説明会を開催。
その後、希望退職に該当する年代を対象に締め上げ…じゃなかった個人面談を実施して人員カット。
私もあまりこの件について自分から対象者の人に根掘り葉掘り聞くことが憚れたので、断片的にしか情報は入ってこなかったのですが、人によって対応が異なるようでした。
残ってもいいよ→あまり強く退職を勧めない
是非辞めて欲しい→期限である月末ギリギリまで面談し、退職勧奨♪
という感じのようで…
ただ予想外だったのが、あくまでも私から見てですが、後進の子を育てるような面倒見の良い有能な人でさえも後者だったりするんですよ…
どんな基準何だろうって思いました。
何だ?やっぱり歳だからってお役御免ってことなのか?( ゚Д゚)
…まぁ、歳で区切っている以上そうなんだろうけどさ…
その人は女性で
「でも、やっぱりこの仕事続けたいからさ」
明るく振舞っていたけど…今まで何十年も貢献してきた会社の仕打ちに傷つかないはずはないと思う…
この会社にそれほど長くいたということは、やはり自分の信念ややりがいを多少なりとも仕事に見出していただろうから…
本人の意識、無意識に関わらず私はそう思っています。
その人はその後、希望退職は承諾せずに違う部署へと異動しましたが、ご活躍をお祈りするばかりです。
話は戻りますが…
何だか、見てるだけで辛かったです…
業務中にひっそりと1人ずつ呼ばれるんですよ。
悪夢の使者(言い過ぎかもですが)によって…
何度も…何度も…
「人格否定レベルのことを言われた」
こういう方も各部署にザラにいたでしょうね…
もちろん、希望退職を承諾した方にはオイシイ毒ダンゴ(敢えてキツい言い回しをします)が用意されています。
もちろんこれは最大の個人情報なので金額まで教えてくれる人はいませんでしたが
退職金+割増退職金+再就職支援のパックです。
…まぁ、元々完全リタイアやセミリタイアを視野に着々と動いてきた方なら『ヒャッホー☆』となりますが
一般的に大部分の人はそんな人生設計はしていないでしょう。
だから、一見オイシイみたらしダンゴに見えても食べた後でお腹を下す方も多いと思います。
60前後ならお金をたくさん使う時期は大体終わっている方も多いし、多めの退職金で逃げ切れるかもしれません。
しかし、その下辺りはキツいんじゃないかなぁ…お金(再就職)という意味で…
その人の生き方、堅実性によりますが、世の中で言ういわゆる『普通の幸せ』を目標にしてきた人は人生狂いまくりかと。
下手すれば生活どうしよう…ともなりかねません。
他方で、希望退職に最後まで抵抗して職場に残った方も悲惨でした。
一言で言うなら『左遷』でしょうか。
会社側が辞めて欲しいのにしぶとく残った方は、大体自分が元いた職場から異動させられました。
もしくは降格ですね。
その両方ももしかしたらいたのかもしれませんが、何にせよそのまま無傷ではいられません。
長々と元・勤め先について話しましたが、今思うと予兆がありました。
希望退職説明会の直前ではありませんが、仕事のタイムテーブルを詳しく調査した時期があったんですよね。
私の直属の上司ではなくて、もっと上の上司が各人に『午前のこの時間は何やってる?』『どのくらい終わるまでかかる?繁忙期は?』等々、1人1人の仕事事情を聞き回っていたんです。
仕事の効率化をするコンサル(?)を頼んだみたいで、その資料を作っているようでした。
『あー、この時から少なくとも動き出していたんだな』
と納得。
人をどれだけ会社に残せば、とりあえず業務が回るか、それを知りたかったんでしょうね…
そして、どれだけ極限まで減らせるか、を知りたかったんでしょうね…
なので、一概に人員カットの準備とは言えませんが、このようなことが起きた場合はお気を付け下さい!
気を付けてどうなるものではないのは承知の上ですが、心構えがしっかり出来ていると慌てなくて済みます。
転職するにしろ、起業するにしろ、それこそセミリタイアするにしろ、多少スムーズに進めることが出来ると思いますので…

纏まりませんが、最後まで読んで下さってありがとうございました!
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