遺品整理の仕方、そんな特別なものでもない

空き家となった故・祖父の家。
私の母も叔父も住む予定がないので、解体するにしろ、現状のまま誰かに引き渡すにしろ…
どちらにせよ、遺品整理という名の後片づけをしなくてはいけません。
基本的に叔父は東北にいるので、出来る限り母と私で進めているところです。


『遺品整理』という仰々しい感じですが、やることは普通の片付けと基本的に変わりません。
祖父の娘である母が中心になり、遺品の埃を拭き、捨てるもの、取っておくものを大まかに決めていきます。
母と叔父のリコーダー。ハーモニカ。私の母と父が結婚した時に渡した引き出物。
お墓のハウツー本。古びた重いレコード。薬箱。お化粧箱。
何かの手順が書いてあるメモ帳。
タンス、棚、テーブル類…等々。
こうして整理していると、長年人が生活していたんだなぁ…と当たり前ですが実感します。
思い出がこの家に詰まっている


何部屋もあるので、片付け終了まで相当時間がかかる予定ですが、そんなことを考えています。

さて、この家には仏壇があり、祖父の白木位牌(仮の位牌)が飾られています(この記事を書いている時点)
私も葬儀の際にこの白木位牌を持ったのですが、四十九日の法要で正式な本位牌に切り替わります。
ただ…悲しいですがこの仏壇もいずれ片づけなければならない運命。
現代仕様のコンパクトで軽い仏壇ではなく、昔ながらの大きくて重量感たっぷりの仏壇。
とてもではないですが、私の家には置けません…



住職にお布施を払い、仏壇から魂を抜いて頂いて、処分するしかありません。


リサイクル方法(お仏壇等の仏具全般を取り扱うお店に引き取って貰う、ヤフオク等の個人売買等)も調べてみたのですが…
うーん、なかなか難しい様子。
骨董品のような芸術的価値があれば別みたいですが、基本的に量産型のごくごく普通の仏壇はほとんど価値が付かないどころか、処分費用を請求されるような有様。


でも、考えてみれば当然ですよね。
自分のご先祖様を本格的にお祀りしたい!!と思っている人が『魂抜き』の儀式を終えたとはいえ、他人様のご先祖の霊が入っていた中古の仏壇を買いたいかと言われると…それは、うーん…(^^;)
皆様はどうでしょうか?

感情を抜きにすると…仏壇は基本的に新品で購入して、タダどころか『魂抜き』のお布施を加味するとマイナスで手放す…ということなんだな、と学びました。


さて、これからしばらく故・祖父の家を片づけることになるでしょう。
あまり無理せずに頑張りたいと思います。










コメント

タイトルとURLをコピーしました