昨今の物価高が高齢者をいじめ抜く!

もちろん高齢者に限らず、日本国民全体が悲鳴を上げているのは大前提。

ただ最近。
とあるYouTubeチャンネルで、お年寄りから見た物価高騰の苦痛動画があり、印象に残ったので語ります。

「あぁ~、野菜が高くて買えねぇよ」

「野菜?今まで捨てていた部分がもったいない。今はきっちり使うようにしている」


「野菜は節約して少しずつ食べて、後は『青汁』で代用する。その方が安いんだよ」


「三食食べないで、二食にしている。昼は食べない」

…等々、十人十色。
人それぞれ物価高騰対策(心構え)が違います。

高齢者が特に物価高に苦しめられる理由

①生活費の上昇と固定収入のギャップ

日本では、多くの高齢者が年金に依存して生活。
しかし物価は上昇する一方…
頼みの年金の額は、物価上昇に追いついていないように思えます。
年金の調整をいっそ大胆に行い、かつそれを迅速に行うことが望ましいと思うのですが…
モタモタモタモタしているので、実質的な購買力が低下しているのは否めないでしょうね。

食料品や光熱費などの必需品(なかなか削れない部分)にかかる負担が増え、生活を圧迫。
それに加え特に高齢者は『医療費』の負担がのしかかる…
「目も悪い、耳も悪い、歯も悪い…頭は…元からじゃったか…」

そして…特に都市部に住む高齢者中心ではありますが、家賃の上昇も重いわ…重過ぎる…

②食料品価格の上昇による影響

特に食料品の価格の上昇は死活問題。
例えば、小麦や食用油から始まり輸入食材等の値上がりを受けて、パンや麺類、加工食品の価格が上昇します。
高齢者はその属性上、『健康』を目標に食事に気を遣うことが多い人達。
なのにこの状況では、安価で栄養価の高い食品を選ぶことが難しくなってしまう…
食費節約のために食事量を減らすケースも見られます。(後は一日二食とか一食とか)
栄養不足を経て健康悪化につながるリスクが高くなりますよね。

③医療・介護コストの増加

物価高は医療や介護サービスにも影響。
人件費や設備費、他様々なものの上昇により、介護施設の利用料や在宅介護サービスの費用が増加傾向。
高齢者はどうしても慢性的な疾患を抱えていることも多いです。
医療費の自己負担額が上がると、必要な治療やケアを受けられない場合も?
「この歳になると、診察バイキングじゃのー。ワクワクはせんがのぅ…」
「笑えないよ、じーさん」


物価高による経済的困窮(思い込みも含む)により、高齢者の精神的なストレスも増大。
個人的にはこの先が見えない『不安感』や公的な機関への『不信感』はかなりの負担だと思う…

貯金の取り崩し、生活水準の低下、心が晴れるはずがない。

焼け石に水のような一時金の支給くらいでは、根本的な解決にはなりません。
「これっきりの、一回だけの支援かもしれない。不安だからもっと節約して一日一食の玉子かけご飯にしよう!」
とか真面目に実行する高齢者が出てくるかもしれません。
…いや、すでにもういるかも。

高齢者の中でも、年金に強く頼る層(他に収入がない)や健康面で脆弱な人々への影響が深刻。


この問題に対処するには、月並みではありますが…政府による年金制度の見直し(かなり抜本的にやらないとダメな気がする…)や物価連動型の支援を打ち出したり、もっと実情に寄り添ったことを迅速にバシバシやらないといけないと思います。


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