ファミレスで見かけた宗教勧誘場面について

皆様は、今までファミレスや喫茶店等で宗教勧誘の場面に遭遇したことはありませんか?

私は、ファミレスの店内で居合わせたことがあります。
今年(2020年)に出くわした出来事が特に印象的で。
勧誘していた宗教名を出すと、入信されている方に不快な思いをさせてしまうのでそこは伏せますが、ちょっとお話したいと思います。


お付き合いして下さる方、よろしくお願い致しますm(__)m

ある夜、私がファミレスで晩御飯を終えてゆったりしていると中年の男性2人組と恐らく20代の若い男性1人が来店しました。
私のテーブルから見て左斜め奥の席に座り、話し始めました。



若い男性は大手の会社の下請けの製造業として働いているようでした。
新入社員というほどではなく、入って数年の若手のホープといった印象。
腰も低そうで、上司から便利に使われるタイプ(というと失礼ですが)に思えました。



若い男性「機械が頻繁にエラーを起こして…単純な仕組みなのですが」

若い男性「工場では重いものを運ぶ機会が多いので、パワードスーツみたいなものを導入しようと案は出ているのですが…現場の人達は『要らない』って言ってて…」



声の大きい男性「それは大変ですね」


声の大きい男性「そうなんですか、知らなかったな」


恰幅のいい男性「・・・・・・・・・・」

若い男性が仕事のことや職場環境等々、色々と詳細に話していくのを声の大きい男性は同調したり、共感したりするのを繰り返していきます。
とてもフランクに、兄貴分のごとく。

その間、もう1人の恰幅のいい男性は2人の会話に相槌を打つくらい。
まるで空気のようですが、存在感はヒシヒシと感じる。


中年の男性2人は、若い男性の職場の上司でもなければ、もっと上の役員クラスという訳でもなさそうでした…


私はこの時点で『もしかして転職エージェントかな?』と頭に過りました。


であれば、若い男性の今の仕事内容や愚痴っぽいものを根気よく聞くのも、理解出来ます。
『そんなに大変な会社でよく頑張った!その経験を生かして違う会社に転職しないか?』みたいな流れになるのかと予想していました。



しかし、そんな流れにはならずにやがて人生観の話になってきます。



若い男性「結婚ってどう思いますか?」

声の大きい男性「それで幸せになるのならすればいいし、幸せじゃないなと思ったらしなければいい。私も40近くに結婚したから、人それぞれだよ」

若い男性は今シェアハウスのような暮らしをしているようで、その後何故か人生相談がひたすら続けられます。

来店から何十分経ったか(もしかしたら1時間以上かもしれない(^^;)そのようなお話を経て、満を持して宗教のお話になっていきます。

声の大きい男性「○○様は我々を救って下さる云々…(かなり熱く語り倒す」

若い男性「あ、でもうちは別の宗教に入っていて…」←入信を断る方便なのかもしれない


声の大きい男性「どこに?」


若い男性「キリスト教です」


声の大きい男性「キリストって最後、磔になって亡くなったよね?人を救う力があるとは思えない」


若い男性「でも、集まり(多分ミサ?)に行くと落ち着くので…」



声の大きい男性「それって気休めでしょ?」


若い男性「それを言われてしまうと…(苦笑)」


声の大きい男性「気休めだよ。○○様はね…(また語り出す)」


若い男性「でも、入るつもりはないです」


声の大きい男性「★△□@~!!(叱責するような調子で説得を試みる)」


恰幅のいい男性「・・・・・・・・・・(見守る)」←無言の圧力!?

自分が入っている宗教に勧誘する段で、他の宗教をコキ下ろすのか…うーん?ちょっとな…と思いながら聞いていました。
まぁ…こういう排他的な宗教は珍しくもないのが、実情ではあるんでしょうが。
何と言うか、群を抜いて苛烈な感じが燃え盛る炎のよう。

夜もいい時間だったので私はここで退散しましたが、あの後若い男性がちゃんと逃げ切れたのかが気になります。



どういう経緯で3人でファミレスに来ることになったのかも気になる…
彼の会社の取引先(関係者)だから、やむなくお話だけでも聞くことになったのかな…?
仕事絡みなら最初からバシッと断りにくいだろうし…


…野次馬根性剥き出しですみません…だって会話が丸聞こえなんだもん(;^ω^)


とにもかくにも、宗教の勧誘話になった時の声の大きい中年男性の烈火の勢いは、とても怖いものがありました…(>_<)
まさにスイッチオン!火力、最強!という感じで…気の弱い人なら怖気づいてしまうと思います(._.)

ちなみに、私自身が路上で宗教勧誘!?されかけたこともあります…日常に潜む罠。

少し話が逸れてしまいますが…

宗教と言えばこちらの漫画本『カルト宗教やめました。』が興味深かったです。
漫画ということもあり、読みやすい。

著者は、2世信者として長年に渡り『エホバの証人』の教えを信仰。
しかし、ある転機に脱会することを決意。しかしながら簡単にはいかず…

著者のたもさん自身は、YouTubeで活動している方からインタビューを受けたりしてるのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
見たことがない方は、是非動画をご覧になってみて下さい。
『たもさん エホバ』で検索すればヒットする…はず。


皆様、望まぬ宗教勧誘話にはくれぐれもお気を付けを!!

後、最後に言っておきたいことが…
勧誘と言えば『マルチ商法』もヤバいです。
熱烈ズブズブなマルチ信者は、宗教で言うところの暴走信者と匹敵するくらいの熱量になることも…
『妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。』という本があるのですが、それを読むとよく分かります。
内容としては、著者の平凡で幸せなご家庭がどんどん崩れ、離婚までをリアルに書いているのですが…とても他人事ではない話。

是非一度、読んでみて下さい。

~2022年7月25日追記~
※本年、7月8日に安倍さんが銃撃されたことを受けまして、宗教に対する私の考えや実体験を1つの記事にまとめました。
宗教は日常生活に溶け込んでいる。勧誘も同じく。(リンク先にてよろしければお読み下さい)
皆様にとって、共感だったり、何かを考えるきっかけになって下さればブログ運営者冥利に尽きます。






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