水道工事の詐欺だと思われる出来事が我が家に起きましたので、情報を共有する意味でも書き残したいと思います。
私のブログを見て下さっている方は、様々な層の方がいらっしゃるので注意喚起となれば、と。
私はその時外出していたので、母から聞いた話（分かりやすくするために少し改変済）になります。
とある午後の昼下がり。
ピーンポーン♪
1人の若い（推定20代）男性が我が家を訪ねてきました。
男性「実は○○（ざっくりとウチの近くの地域名を言ってくる）でトラブルが数件起きまして…このあたりも調査しております」
ジーンズにジャンパーというありふれたラフな格好。
首から提げているのは吊り下げ式の名札。
ファイルを抱えて、いかにも調査員らしい様相。
だが、業者名等は名乗らない。
母「トラブルってなんですか？」
男性「排水管のひび割れが起こり、水がうんぬん…で調べているんですけど。排水管等は今までどこかに見てもらったことがありますか？」
母「えーっと（はっきり言わない）」
この時は、あえてとぼけた感じにしたそうです。極力、情報を怪しい相手に渡さない。
男性「この近くで排水管の掃除をしたことがあります。なので、排水管見てみませんか？」
掃除したことがある…ということは、あなたは業者なのだろうか？
男性「見させて頂いて、ほとんどの家は（排水管）大丈夫なんですよ。なので見てみませんか？なんなら今から一緒に！無料ですから！」
『無料』というのを前面に押し出してきたようです。
いやいや、タダより恐ろしいものはないって言うやろがい？
母「…役所からそういう調査を受けたことは、今までないんですけども…」
あなたは誰だ？という意味も込めて、軽く探りを入れてみる母。
男性「私どもは役所から委託されておりまして。業者も今日一緒に連れてくればよかったのですが…」
実はこの彼。水道工事業者ですらないらしい。…え、そうなの？うん？ちぐはぐ。
母「何年に一度くらいで調査しているんですか？」
当然気になる調査頻度。
男性「10年～15年くらいですかね。条例で決まっているんですよ」
仮に条例で決まっていたとしても、10年～15年ってそんなに幅を持たせるもんかね？
超あやふやな臭いがプンプン漂うわ。
母「私の一存では決められないので、すみません」
最後にこんな感じで母は断り、お兄さんにはお引き取り願いました。
訝しんだ母が、すぐに管轄の役所に電話。水道担当部署に繋げてもらいます。
結果…
「そんな調査は実施しておりません」
との回答を頂きました。
ただ、水道関連についての相談があった場合はアドバイスをしたりしているようです。
基本的スタンスは、あくまで受け身。
しかしながら、地域によって施策がそれぞれ違うと思うので、あくまで我が家の事例。
このことから言えることは…相手の言うことを全て鵜呑みにしないこと、そして即決してはいけないということ。
極端な話…
「水道管を無料で調査（チェック）しますよー」
と言って、見ていないところで水道管を謎にいじったり、ぶっ壊すとか…まぁ出来なくもない訳で。
「あー、劣化してるしヤベーッスね。修理しますよー♪」
という感じで、お金をむしり取るパターンもあり得る。
特に高齢者や素人を騙すのなんてチョロいぜ♪と舐めているヤツも多いのでは？
悪徳詐欺だったらそれくらいやりかねない…ですよね。
水道管に限らず、家の傷み具合をチェックしますよーとか言って同じような手口でやるかもしれない。
他にも次々と思いつく。その数の分だけ、色々と可能性があると言いますか…嫌ですけどね。
最後に…
今回、調査員を装って訪問してきた若い男性。
最初から役所関係者（権力保有者）を騙らなかった点や、あやふやな説明にふわふわとした矛盾…
それらを鑑みると、経験の浅い詐欺師なのかもしれない。
それか今騒がれている『闇バイト』の可能性も十分にある。
何にせよ彼の演技力不足が幸いし、私の母は運よく騙されずに済みました。
ベテラン詐欺師は恐らくこの数段、いや数十段上をいくかもしれないですし、油断は禁物ですね。
皆様もくれぐれもお気を付け下さい。
ちなみに以前似たようなケースで、このような（巧妙な屋根修理詐欺！？勧誘？怪しさMAX！）ことも経験したことがあるので…参考になるか分かりませんが、よろしければ併せて読んで頂きたい。
明日は我が身だ…あの手この手の詐欺にご注意！
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