私は今年(2020年)の10月まで失業保険を頂いていました。
今回はその時のお話を少しさせて下さい。
給付して貰うにあたり、ハローワークで就職活動をしなければならないのはご存じかと思います(形だけであっても(^^;)
私ものらりくらりと活動実績を作っていたようなものなのですが、とある認定日(この日に行かないとお金を入金して貰えない)にちょっとした出来事が起こりました。
認定日だと人がたくさん押し寄せるので、私はハローワークから一番近い駐車場ではなくて、少し離れた駐車場にいつも車を停めさせて頂いてました。
人生の酸いも甘いも経験されたようなご老体警備員を尻目にハローワークへの道を歩いていると、ふと視線を感じたんです。
車が一台。その近くには持ち主であろう女性。
彼女はまるで獲物を値踏みするような瞳をこちらに向けていました。
気のせいではないな、と直感で思いました。でも、ただただじっとしているだけでそれ以上のアクションはありません。
そして、無事認定日の顔出しが終わってハローワークを後にする私。
来た道を戻るようにテクテクと歩いていたら、先ほどの女性が駆け足で私の元へ。
本当に素早く、逃がすかと言わんばかりの俊足。
生保の営業さん?「お仕事探しているんですか?私○○生命の者で…」
私「今急いでいるので、すみません」
私の頼りない第六感センサーが関わるなと言っていたので、咄嗟にそう言って早足で立ち去りました。
それ以上追ってくることはありませんでしたが、突然のことにびっくりして怖かったです。
後でネットにて検索してみたら、生保の営業さんがハローワーク周辺で待ち伏せていて(ハローワークの敷地内では禁止らしい)新人勧誘するのは結構あることなんですね。
生保の営業と思われる彼女は、新人の勧誘すらもノルマなのでしょう。必死さが垣間見えました。
別の日の認定日。
前回と同じような場所に車と、女性が3人。ただ、前回と同じ生命保険会社かは不明です。
やはり行きは、何も声をかけずにただじーっとその道を歩く人を観察。
(嫌だなぁ…)
そう思いながら、認定日のルーチンを終え、ついでに掲示板に張り出されていた求人募集を読んでいました。
すると、恐らく20代くらいの若い女の子も私の隣でそれをつぶさにチェックし始めました。
熱心な子だなぁ…と思いつつ、ハローワークから出た私の後をその子はたまたま付いてきました。
私が停めた駐車場に停めたんだろうなと何となく思っていたら、満を持して…
営業戦隊生保レディーレンジャー!!(日本語がオカシイ)
3人がかりで、私の後ろを歩いていた女の子を狙い撃ち、そして取り囲む!!
そしてガンガン話す、質問する…
でも逃げない女の子。
私はその場から早足で立ち去る。
…そんな感じでした。
私は営業のお仕事は可能な限り避けたいところですが、その女の子はもしかしたら営業好きかもしれない。
もしかしたら、好きじゃなくても稼ぎたいという部分で妥協するかもしれない。
見知らぬ女の子と営業レンジャーの間に割って入りたい気持ちも若干ありつつ、有難迷惑お節介をグッと堪えました。
私とゆかりのない女の子ですが、その子があの後どうなったのか少し気になるところではあります(._.)
思えばこういう手法に遭遇するのは初めてではありません。
遥か昔、私が専門学校生だった頃、事務系資格筆頭の簿記の試験を大学の建物まで行って受験したことがあります。
試験が終わった後、校門には簿記を扱う専門学校やゼミのパンフレットを配る人で大盛況でした。
確かにそこから出てくる人は皆、簿記の受験をしたんだから当然興味を持っている=試験に落ちたらお客様♪ってことなんでしょうね。
実にコスパよし!です。
もちろん、落ちた受験生にとっても学校等と相性が良ければwin-winの関係になるので良い側面も…

取り留めもないお話でしたが、最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
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