「あったりまえの前田さんよ!給料の高い平社員なんていらねー!!」
というのが会社の本音。
これは皆がこの経済システムに生きる以上、間違っていない真実だろう。
タラレバだけど(そしてそんな経営の才能はないけど)自分が会社組織の上層だったらそう思うだろうし。
恐らく皆様もそう思うだろうし、そう思わざるを得ない状況に追い込まれると思う。
もちろん、出世した途端に『横柄な鬼畜野郎』に成り下がるヤツは論外です。
ですが、見る世界というか視点が違ってきて自然と行動も変わった…もしかしたらそういうパターンの方もいるのかも。
…何だか話が逸れそうなので、本題をまったりですが語ります。
~給料の高い平社員は不要の理由~
①コストパフォーマンスの低下
『給料の高い平社員』は企業にとってコストがかさむ要因の筆頭。
様々な理由で、ただでさえ人件費は高いっすからねぇこのご時世は。
同じ業務を行う他の社員(例えば20代の駆け出し社員とか)と比べて高い給与を支払う必要があるため、コストパフォーマンスが低くなります。
効率的な運営を目指す企業としては、同じ給与でより高いパフォーマンスを発揮可能な社員求む!なので、うーん悩ましい。
「会社の金は、無尽蔵ではないんだからな!この無能豚め!」
「こんなギスギスした会社を改革出来ない経営者も大概無能なのではないかと思…」
「ッ!!それ以上言うな!」
②モチベーションとキャリア成長の問題
給料が高い平社員は、昇進や役職に就くという華々しい(?)キャリアを積み重ねるチャンスが少ないと感じていることが多いです。
これがモチベーションの低下や業務に対する意欲の減少につながる可能性大。
若手社員サイドにとっても、『なぜか給与が高い平社員』の存在が、将来的な昇進や給与アップの障害と感じられることがあります。
…若者躍進のお荷物?
「どうせオイラ達は、もう日の目を見ない平社員で終わるっぺさ!」
「んだんだ!!将来がある若モンってのはいいだべなぁ…」
「そーさなぁ…羨ましい限りだや…」
「はっ、ははは…(でもこのオジさん達、25歳の俺よりたぁっぷりと給料貰ってんだよな。芋づる式でボーナスもじゃね…?)」
③組織内のバランスと公平性の問題
組織内で同じ業務を行う社員達(仲間)の中で、とある社員だけが高い給料をゲットしていると、他の社員との間で不公平感が生まれることが多いです。
この不公平感は、もちろんチームの協力や士気に悪影響。
ですので、企業は社員全体のバランスと公平性を保つために、給料の高い平社員を避ける(なるべく作らない)傾向にあります。
あくまで傾向、だけど。

…と語ってきましたが、どうなんだろう。
確かに企業の本音は『給料の高い平社員は不要』なんだろうけども。
現場の肌感覚を持ち出すと…一概にそう言えない(出来ない)事情もありますよね?
ぶっちゃけ、ワタクシもそういうの経験しましたよ。
効率化・合理化・コスト削減と簡単に言うけれど…それで割り切れない泥臭さが人間なんだよなぁ。
月並みな意見になりますが…
「そういうのを、ある程度は許容できる企業や社会であって欲しいなぁ…」
なんて個人的には思います。
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