私は今まで全然知らなかったんですけど…最近『大人養子』というのが密かに流行っているそうですね。
後々意味はお分かりになると思いますが、この『大人養子』って条件によってはリタイア(セミリタイア)したい方にとってはウェルカム!大歓迎よ!という方も多そう…
ある程度コミュニケーション能力がある方にとっては、垂涎モノになり得る。
いきなりですが、私の養子イメージを言うと…
「子供に恵まれない夫婦の子供として迎えられる」
「跡継ぎ(主に男の子)として、親戚へ迎えられる」
というのが思い浮かびますね。
1つ目は言わずもがな。
2つ目に関しては、実際私の親戚(かなりご高齢ですが)では、複数の兄弟の1人だけが別の姓を名乗っています。
話を聞くと、男の子に恵まれなかった親戚のご家庭に跡継ぎとして養子に入った方なのだとか。
まぁ、そういう時代は確かにあったんですよね。
ただ…両方ある程度幼い時分に迎えられますよね。大体。
(『大人養子』というのがあるのか…へぇ?)
と、私はそれを知った時に鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしました。
色々情報を仕入れて考えてみると…最強に悪く例えたなら…
『男女問わず出来るパパ活・ママ活』
ですね。
昔からお互いに親交のある親戚や強い縁のある者同士ならいざ知らず…
赤の他人の子供になる…というのは、かなりパパ活・ママ活臭がしてしまいます。
客観的に見ると、どうしてもね。
皆様はどうお感じになるでしょうか?
こういう言い方はしましたが、別にそれが一概に悪いこととは言えません。
お互いに納得していれば、新たな家族・絆・縁のカタチでしょう。
「俺が息子として、最期まで気に掛けるよ!」
それは気軽な食事会だったり、広大な土地の維持管理だったり、はたまた介護だったり…
余生を過ごす張り合いから深刻な問題まで…養親の出す条件は十人十色。濃淡の幅も結構ありそうです。
「私達の面倒を見てくれるのか、ありがとう。財産は君にあげるからね!」
「もし何もせずにこのまま私達が亡くなれば、どうせ国庫帰属になってしまうんだ。だったら誰かに有効活用して欲しいんだよ」
亡くなる前に養子の方への経済的サポート(資格取得や開業のサポート等)をしたり、亡くなった後には自分達の財産をあげたりする。
お互いのメリットや理想がガッチリ合致すれば、とてもいい『大人養子』システム。
一方で…個人的にはかなりの博打感が漂っている気がするし、危険な匂い。
「「こ、こんなはずじゃなかった!!」」
と、お互いが言葉足らずだったりすれ違いが発生したりして、見解の相違がわんさか発生…とか想像出来て怖い。怖いよ…
そして、少なくない財産の受け渡しが発生する以上、おいそれとは『契約』(あえてこの言い回しを使います)は出来ないのも事実かと。
養子になる方は、元の家の姓は継げない。
そして自分の新しい姓に対する違和感や葛藤、周りの「?」という反応や疑問もあるでしょう。
自分の実の両親と養親合わせてマックスで4人の親が同時にいる状態、というのも想像力豊かに考えなくてはいけないと思いますし。
唐突に私の妄想を始めさせて頂きます。
①1億円の資産がある資産家の養子になる(※家を守るという条件付き)
②相続した財産の中には広大な田畑、保存価値のある建物がある
③維持管理に奔走することに。もしくはその費用を相続財産から捻出する
残りの長い人生、どうするか?
これらの相続財産を元手に新たな事業を立ち上げる?
資産運用して、養親から受け継いだあらゆるものを次の世代へ引き継ぐ為に守り続ける?
それとも…?
…と、ひと口に『大人養子』になると言っても、それなりの知識や経験がないと分不相応でヤバいことにもなりかねない。
そんな気がするんですよね。
養子に『大人』が付く以上は『子供』ではない。
私は今回『養子』について書くにあたり『特別養子縁組やってみた』(私は『Kindle Unlimited』の読み放題サービスを利用しました。ちなみに今まで利用したことがない方は、一定期間無料で楽しめますのでよろしければ)という本を読ませて頂いたのですが、親子関係になるまでは特殊かもしれないけどそれ以外は普通の親子・子育てと何ら変わらないなーとしみじみ感じました。
子供の頃からの積み重ねが全てない状態で『大人養子』は、養親とディープな関係を結ぶんだよなぁ…うん。
責任と覚悟を持って、慎重に養子になりましょう!
…と、なんだこりゃ。キャンペーンみたいな終わり方になってしまった(;´Д`)
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