祖父が亡くなり、お葬式へ向けて喪主等段取り…

前回に引き続き備忘録的なものですので、ご興味ある方のみお付き合い下さいませm(__)m

私と母が葬儀屋さんに到着すると、すでに葬儀屋さんの霊安室(そこで納棺師のお仕事もする)に祖父の遺体は運ばれていました。
実際に告別式等が行われる会場の脇に、目立たない小部屋があるのですが、そちらに。

息をつく間もなく、小さなミーティングルームのような個室に案内され葬儀について打ち合わせを始めました。
主に司会進行役の男性と、そのサポート役(葬儀の詳細プランをまとめる筆記役)の女性、計2人と、母と私で4人での話し合い。



まずは喪主の件。
祖父には娘(母)と息子(母の弟)がいるのですが、弟は遠方の東北に住んでおりこの日の夕方~夜に現地へ到着予定。
母の希望は喪主は弟にして欲しい。葬儀費用は祖父から預かったお金から出すから、というもの。


「叔父さんを勝手に喪主に出来ないよ。今直接電話した方がいいんじゃない?」


と私は母に言い、電話で話し合いの末、叔父さんが喪主になることに。
とはいえ、今日は叔父さんの打ち合わせ参加は時間的に無理で、実質の段取りはある程度母と私で決めていきます。

規模は家族葬で、通夜はなし、告別式は明後日のお昼過ぎ。
並行して菩提寺へ告別式日時の承諾を得、具体的な打ち合わせ日時の確認もします(これは葬儀屋さんが調整してくれました)
市役所への死亡届提出&市役所への火葬日時、火葬する式場の予約をします(これも葬儀屋さんが手配してくれました)
新聞のおくやみ欄に掲載はしませんでした(祖父の家は現在実質空き家なので、後日訪ねられて来ても対応が出来ないので)
隣組等(ご近所関係)には知らせませんでした(そもそも、既に本人が住んでいなかったので班は抜けていた)

このような大枠だけは決めて、本日の打ち合わせは終わりました。


この間に納棺師の方が祖父の遺体がより綺麗な状態となるよう、施してくれていました。
祖父が病院に安置されていた時は体からの出血はなかったのですが、現在なかなか血が止まらないとのこと。
私も良く分からないのですが、遺体の状態によっては穴という穴(鼻、耳等…)から出血してしまうことがあるそうです。
私も30代ですので遺体を見るのは初めてではありませんが、出血したケースは初めて見ました。
ドライアイスで冷やしているものの、なかなか血が止まらない状況を納棺師さんから言われました。


「よろしければ明後日の告別式の前に納棺ではなく、今納棺することも出来ますが…」


すぐに納棺すれば、棺の中にドライアイスの冷気がギュッと濃縮され行き渡り、血が止まりやすくなります。
血が出続けているのも可哀想…という気持ちからその場で納棺することに決めました。
納棺する前に見た祖父は、目は閉じられていますが、耳と鼻からはやはり出血が続いていて、お腹のあたりで組ませている手の甲には内出血が滲んでいました。


(………)


確実に、もう生命活動が止まっているのだと改めて感じる生々しさに…心臓がヒュッとなる私。


「まだ痛々しいですが、納棺しましたら落ち着きますので…」


母が納棺の儀式(?)をやって、納棺師さんは孫の私にも声を掛けてくれたのですが、私はやんわりと拒否してしまいました。


情けないことに…ナニカが怖くて。自分の祖父なのに、怖くて。



納棺が済むと、また納棺師さんの仕事が始まるので、バタンッと霊安室の扉は閉じられました。










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