弁護士が詐欺と間違われてしまう悲劇

父の親戚が亡くなった関係で、相続の処理を私も少し手伝いました(といっても父は相続放棄をしたのですが)
遠地の土地と建物が遺された件でしたが、詳細は今回割愛させて頂きます。



私はその相続放棄の絡みで、弁護士の方と電話でやり取りをしました。
相続の手続きについて聞いている中で、少しこぼれ話を聞いたのですが


弁護士「今回と似たような案件の時(多分、この電話のやり取りのこと)振り込め詐欺だと勘違いされて、警察に通報されたことがありまして」


若干、空元気のような苦笑いのトーンの先生。


私「このご時世ですからね…警戒する気持ち、分かります」


よく振り込め詐欺グループは、お堅い役所、銀行、士業等になりすましますからね…


『息子さんが今、事故を起こしまして…何とか示談をと現在進めておりまして~』


『魔が差してしまわれたのか、お子様が会社のお金を横領してしまわれたようで…ええ、2,000万ほど。そこでご相談なのですが』


『私に任せて頂ければ、穏便に相手方と丸く収めることが出来ますよ。ただ、その費用がですねぇ…ええ、背に腹は代えられませんよね』

…みたいな、役者顔負けの様々な職業を演技するんでしょうね、迫真で。
(ああ、俺。副業で俳優になれるんじゃね?(キラン☆))
と思ってるかどーかは知りませんけど。



メディアや地域の啓発、たくさんの情報、そして疑心暗鬼故に、自分を守ろうと過剰に反応するのも無理はない話。
実際にこの日本中で、被害も多数出ている訳ですから。
しかも『相続』ともなればお金問題は避けては通れない。
そして亡くなった人が基本的に高齢だとすると、相続する側も、大体はそれなりの年齢で、概ね用心深くなる人が多いです。

それにしても、本物の弁護士が詐欺と疑われるのは、何というか悲しい。そして滑稽だ…
きっと、この弁護士の方も一生忘れられない思い出になるんだろうな…
もしくは、割と日常茶飯事的に起こることなのかも…とも予想したり。

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