時短、効率、コスパ、私も大好き!だけど…

基本的には学生の身分までは『効率』というものは、それほど重視されないと思います。

定期テストだって、1時間勉強して80点か、8時間勉強して80点かはぶっちゃけどっちでも変わりません。
最終的に点数さえ取れていればOKですから。
いや、満足に点数が取れなくても『努力』を学校は評価して、時には温情をくれたりします。


ちなみにテスト以外の部活等でも…
『いい結果は出なかったけど、毎日練習を頑張ってた』
結果だけではなく、経過。注ぎ込んだ時間や努力そのものを見る傾向は強い。

しかし、社会人になれば、一例を出すと会社勤めになれば話は違ってきます。

いかに効率よくコスパ良く、質を保ちながら大量の仕事が出来るか、それが評価される世界です。

学生時代とは雲泥の差。これぞ、学生と社会人のギャップ。
新社会人は、冷や水を浴びせられる感覚を味わうのではないでしょうか。

だからなのか?『効率』を自分の奥の奥まで無理やりすり込まされているようなある種の嫌悪感を感じるのは…
もちろん全てが嫌だという訳ではないですが、学生時代の自分とはやはりどこか違ってきている。
これが大人になるということなのかもしれない。知らないけど(´▽`)

とはいえ私自身の性格としては、そもそも時短とかコスパは大好物です。転じて節約もですね。
それは、私の今までのブログの中に反映されている部分もあります。

…しかし、行き過ぎると、生き急いでいるといいますか…あまり楽しめない部分もあるな、とそう感じることもあります。

様々な動画等を見ていると…
『30分で○○の全てが分かる!』

『時短!○○だけで一週間分の作り置きおかず』


『決定版!時間がない人の為のこれだけ知ってればいいベスト3をご紹介!』

というタイトル&内容は多いと思います。
私、こういうの大好きでよく見ます。要点が端的にまとめられていてテンポが良くて引き込まれますし。

ただ最近知ったのですが…
『映画等の映像作品を〇倍速で見る』
という方も多いそうですね。
極めている人は、最初にあらすじを見て、あらすじでは分からないところ(結末等)を映像で補完したりするらしいです。
…娯楽なのに、それは果たして楽しめているのだろうか?と頭のカタイ私は思ってしまう…



確かに今は『映画やドラマ、アニメ見放題で月額〇円!』という定額サービスが賑わっているので、少しでも多く見なきゃ元取れないみたいで損じゃね?という思考も理解できます。理解は出来るんですけども…



うーん、真似したいかと言われれば悩ましいところ。

例えば語学学習とかで単語や文章を頭に叩き込みたいというミッションがあれば、〇倍速の方が時短出来て効率が良ければ私は喜んでやると思います。

最終的に『語学を習得』さえ出来れば良いのなら。その結果がありさえすれば良いのなら。


その行動の選択によって作れた時間で、他に自分の好きなことが出来ますし。
つまり、目的に応じて使い分けるのがいいのではないかな、と。

ですので、好きな趣味となるとね…

今問題になっている『ファスト映画』(映画を無断で短く編集した動画)も、うーん。


犯罪という論点を差し引いたとしても、微妙。
確かに要点を押さえてコンパクトにまとめられているので、分かった気にはなれるんでしょうけど…
全部とは言いませんが、映画は意味があって『2時間』ある訳で…
美味しいところだけ10分くらいで味わえた気分になれるというのは間違いな気がする。
そこには編集者のセンス(意図)が少なからず入ってしまうと思うし。


無理やりカットされたシーンや、独特の間、音楽、それらは作品にとっては必要。
それぞれが混じり合って総合的に楽しむのが映画だと思うんですよね。



と、思うので…全てが全て『効率重視』はつまんないなーと思います。



皆様はどうお考えでしょうか?

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