女性が役職持ちになる大変さ。

この時代、依然として男性だけのネットワークで社内政治が行われてるとは思いたくない。


しかしながら、実際のところはそういう会社はまだまだ多いと思います。
典型的・伝統的な日本企業のお手本のようなところでは、よく見られる光景だと思っております。

ただ個人的に思うのは…男尊女卑とかそういう差別的な理由で意図的にしている、というよりも慣習的なものが大多数かな、と(もちろん、特別片寄った思想の会社もあるとは思いますが)
「伝統的に受け継がれているやり方だから…今更、俺の代で変えちゃうのもなぁ…」


「会社を定年退職する時は、すっきり爽やかがベスト。カッコよく去りたいものだよ…」


そんな事なかれ主義&先送り主義がこの時代まで引き継がれているのでは?と考えます。

社内政治に何となく使われているのでは?と思うのは…ありがちな例を出すと、食事会(飲み会)やゴルフとか。
他にも会社のサークルや、会社関連で密かに開催している趣味の会とか。

女性だと、若干輪に入りづらい集まりも多そうだし…
他にも家庭があったり子育て等がある方は、どうしても男性より会社・仕事に使える時間が少なくなりがち…

確かにそれもあることはあるでしょう。

…ただ、改めてもう一度言うと、男性だけのネットワークは結構多いと思います。



学閥とかその最たるものなのではないでしょうか?

女性でも高学歴の方はいらっしゃるけど、同じ学歴レベルの男性に交じってわざわざ自分の出身大学がどうたら…とか私の実体験からですがあんまり見なかったですね。

むしろ、私のような専門卒等…自分より学歴が下の人に気を遣っているというか…
人に聞かれたり、話題の流れ上でやむなく言わなくてはいけない状況にならない限りは、そういう話を避けている印象でした。

でもさ…

男性ネットワークがあるんだったら、女性ネットワークもあるんじゃない?
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、うーん。

仕事の愚痴やどーでもいい世間話を話すグループというのは、多いけど…

女性同士が団結して、何か会社に対して意見するとか改革しようとかは、私の実体験としては少なかったような気がしています。

割と女性内も複雑で。

大体似たようなキャラや境遇の方達でグループを組んじゃうんですよね。
これは同性の方には共感して頂けると思いますが、社会に出る前からずっとそう。

会社で言えば…

独身グループ。

既婚(子育て中)グループ。

子育てひと段落グループ。

…これは例えで出したざっくりな分け方ですけど、人数がいればいるほどグループは細かくなっていく気がします。

やっぱり自分と何かしら近い人と基本的に話すし、親近感も沸いてきますので。



という訳で、独身グループの人が既婚グループの人から出世コース云々の相談をされたら、あまりいい顔をする人は少ないかも。
お互いの年齢が近ければ尚更。

(結婚して幸せをゲットしているのに、出世まで狙っているの?強欲ね)
そういう表面上だけのカテゴライズで判断する人は、現実やっぱり多くて。
本来なら、当人がどんな属性であろうと『仕事のこと』だけで判断すべきなのですが。

男性同士にもそういう風潮はなくはないと思うのですが、女性ほど『独身』『既婚』の違いだけで線引きしていないような気がする。
どちらかと言うと、古式ゆかしい鉄板名台詞『男は妻子を養って一人前!』と言うのは、外野(自分の親や親類縁者等)だったりするし。


あくまで『社内政治』という点では、女性のネットワークより男性のネットワークの方が強固である、と個人的に肌で感じてきました。

なので、女性が役職持ち(管理職)になるのは大変だし、それを継続していくのも心労が絶えないように思えます。


私のような末端が何を偉そうにという感じですが、これが現状の日本かな、と。

私自身は会社での出世とかどうでもよかった側なのでアレですが、意欲に満ち溢れて磨けば光る人材を飼い殺しにしているような環境はやっぱりもったいないなとは思います。

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