群馬に訪れた際に『猿ヶ京温泉』に行きました。
「草津温泉の方が有名じゃね?」
と温泉に詳しい方はそう思われるかもしれません。
その通り!
ですが私。
はるか昔ではありますが行ったことがあるので、せっかくなら新たな場所へ。
それに…後付けですが、案外それなりに有名な温泉だということが分かりました。
↓『東野・岡村の旅猿6 プライベートでごめんなさい・・・ 群馬 猿ヶ京温泉・下みちの旅』
このメンバーで旅するだけあって、知名度は結構あるんだなぁと。
軽く語らせて頂くと…
猿ヶ京温泉自体は、微かに塩を感じる程度でアクやクセのない泉質かなーという感じです。
優しい感じで、苦手という人はあまりいないんじゃないかな?
万人向けと言っても差し支えないと思います。
温泉街(と言っていいのか?)はコンパクト。
知る人ぞ知る、訪れる人ぞまた訪れたくなる…みたいなイメージ。
ドヤドヤガヤガヤ楽しみたい人向けではないかな。
その近くにあるのが…
『民話と紙芝居の家』です。
私が宿泊で今回お世話になった『猿ケ京ホテル』の大女将のおかげで存在していると言っても過言ではないこの建物。
昔は『猿ケ京ホテル』で彼女自らが直々に夜な夜な民話を語っていたそうですが、今はご高齢のようで行っていないとのこと。
ですが、こちらに来れば語り部(という言い方でいいのか?)が常駐しておりますので、楽しいひと時を過ごせます。
私は、入館料:個人一般800円 で入らせて頂きました。
端的に申し上げると、超濃密で超楽しかったです!
お値段以上の価値があるくらいの大盤振る舞い。
この『民話と紙芝居の家』では、地元に埋もれていたたくさんの民話からセレクトしたものの生語り。
のぞきからくり。
そして何と言っても紙芝居が楽しめます。
歴史の説明はもちろん、戦前を含む約二千点の紙芝居の展示や実演(これがスゴい…)が見応え抜群。
私自身、名前だけは聞いたことがあった『黄金バット』は、実のところ子供の教育にはあんまりよろしくないとされていたらしいです。
小さい紙芝居の時(古い時代)の『黄金バット』とレベルアップ(?)した大きい紙芝居(新しい時代)の『黄金バット』両方を見せて頂きましたが、時代がある程度経っても根強い人気を誇っていたんだなーと思うと、俄然ストーリーが気になるところです。
『黄金バット』頼めば実演してくれたのかもなぁ…と、今更後悔しても何とやら。
ちなみになんと!
『黄金バット・漫画版』(この絵柄は、かなりコワモテで怖い)もあるようで…
誰(どの年齢層)が読むのだろう…気になるポイントではある。
さて…この時お客様が少なかったこともあり、色々なものをいくつも生で実演してもらいました。
(えっ、いいのこんなに!?)
とビックリするくらいです。
『猿ヶ京温泉』だけあって『猿』が登場する作品がやはり目玉みたいなので、訪れた際はリクエストすると良い思い出になるかも!
こちらに訪れる前に代表的な紙芝居を下調べしていくとより楽しめるかと思います。
想像以上に、ディーブな世界が広がっています。
語り部の方が、まるで親類のおばあちゃんのような距離感でほっこりもさせて頂きました。
もはやコレクションの域である紙芝居の数々等は、残念ながら撮影禁止でした。
なので、眼と心に刻むしかない。
しかしそれが逆に心地よいというか…『その場限りっぽさがいい』というか。
皆様も温泉を堪能しつつ、ぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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