接客向いていない、やりたくないと思うのも納得…

近頃、企業の就職試験の1つにグループディスカッションを取り入れるところも多いと聞きます。
それを小耳に挟んだからでしょうか…
(なら、結構今の学生は受動的じゃなくて能動的に授業とか取り組んでるのかな…)
とふと思いました。ひいては積極性が磨かれているのかなぁ、とも。

私が学生だった頃は典型的な受動的スタイル。
先生が黒板に書き、話し、質問があれば受け付ける(あんまり質問する人もいない)あの感じ。
下手すれば、授業の始まりと終わり以外先生とコミュニケーションがないことも。
会話が大事であろう英語も、そこまで実践的に英語を話した訳でもないし…やっぱりスペルや文法等の勉強に重きを置いていた気がする…


…もちろん、全ての科目授業がそうだとは言いませんが、基本的に受け身だったかな。

さて話は少し逸れまして、先日夜にコンビニに立ち寄りました。
高校生(推定)の男子達が先客としてわいわい店内にいます。


高校生A「なぁ…トイレ入りたいんだけど、店員に声掛けなきゃダメかなぁ?」


トイレの前の扉には『使用する前には店員に一声掛けて下さい』という貼り紙。
万引き防止の意味もあるので、仕方ないことなんでしょう。


高校生B「ん?掛けなきゃじゃね?」


高校生A「手を洗いたいだけなんだけど…」


高校生B「それならいいと思う」


というやり取りの後、ササッと扉を開けて速攻で用を済ませ出てくる男子高校生。

これを読まれて
『店員に一声くらいフツーに掛けられないでどうすんの?』
という方。
『分かる分かる。気持ち分かるわぁ』
という方、両方いらっしゃると思います。



ちなみに私は後者です。

気軽に入ったコンビニでわざわざ店員さんに声を掛けるのは恥ずかしい、気が引ける(忙しそうにしていれば尚更)とか思っちゃうんですよね。私は。
オマケに顔も一時的には覚えられちゃうので、何も買わずに店外へ出るのは抵抗感が強くなります。
私はトイレを借りた際はなるべく何か買うようにはしていますが、多忙時の店員さんにとってはむしろ負担になるとか…そんな話も聞くので塩梅が難しいですよね。



さて、話を戻しまして。
店員さんに声を掛けられないシャイボーイの気持ちに、私は共感してしまいます。
(貼り紙がありませんように!)
とコンビニトイレを借りる際は軽く祈るのですが、そういう時に限ってドーンとある…
『気付かなかったという言い訳は許しまへんでぇ…』
とでも言いたげに。仕方なく声は掛けますが(;´∀`)

30代の私自身でもこうなのに(もちろん個人の性格にもよる)今の10代は更に対面が苦手なのでは…と思い直した出来事でした。



前述のグループディスカッションだって、対人スキルがあまりなくても器用な人なら一時的に猫を被ったり、対策すれば切り抜けられたりするでしょう。
そしてよく考えてみれば、ごくごく日常のお店での買い物、サービスの購入はセルフレジに移行しているし、通販は発達しているし、あんまり知らない人と関わることって減ってる時代、環境ですよね。
学校内の事情は分かりませんが、友達や担任の先生ならともかく、昔ほど泥臭い人間同士のコミュニケーションもないだろうし…
それこそネットも十分発達していますし、普及していますし。

なので、今の若者が


『自分は接客向いていない』


『知らない人から色々言われると傷つくから、接客やりたくない』


というのも何となく分かる気がします。



もちろん
『そんなの慣れ。最初は辛いかもしれないが気合で頑張れ。それが成長だ』
という考えも至極正論。


しかしながら、そもそも最初の就職試験や採用前の段階でこう思う人が多いのは、やっぱり見逃せない時代の流れなのかな、とも思ったり。



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