私はたまにショッピングモールのフードコート(平日)で書き物をしたり、まったりしたりします。
賑やかなフードコート内でも比較的ワイワイガヤガヤしていなくて、静かな隠れ家的なスポットがあります。
平たく言うと、奥まったところにあるカウンターですね。
良い感じにひと時が過ごせるのを、リピーター利用者は分かっているのか割といつも混んでいます(他の席はスッカスカでも)
ある日の私は、その隠れ家的オアシスで寛いでいると、中年女性2人組が近くに座りました。
最初はその程度で、気にも留めていなかったのですがしばらく経っても無音。
何気なく顔を上げると2人は手話で会話していました。
私は手話は全然理解出来ないのですが
(手が口の代わりに雄弁に語っている…)
声を上げて笑うことはしませんが、2人共にこやかでメチャクチャ楽しそう…
しばらくして隠れ家的な場所の中でも、特に奥まった人目に付きにくい2席が空いた時
(2席空いたわよ、移動しましょ)
(了解したわ)
…という会話(手話)が2人の間でなされたようです。
指を2本示して空いた席の方を指していたので。
…やっぱり普通の席で手話していると好奇の視線がウザいんだろうなと想像。
手話だから、バカ騒ぎしているヤンチャなんかより(比べることすら失礼)ずっと空間に馴染んでいると思うんだけどな…
人間の異質なモノを見る本能というのはやっぱりなかなか消えないのかなと感じつつも、自分もそんな節があるなーとぼんやりと思った一コマでした。
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