長男教の末路。それは女性の都会流出促進。

皆様は『長男教』という言葉を聞いたことがありますか?
私は今まで言葉としては知りませんでしたが、一般的に定義されている長男教のような雰囲気を肌で感じたことは時折ありました。



長男教…長男こそ至高。次男以降は保険。長男は大切な跡継ぎである。親の面倒や仏壇やお墓を伝統ごと受け継ぐ崇高なる墓守である。

平たく簡単に言えば、こんな説明になると思います。

それに付随して、全財産を長男が受け継ぐという過激派思想もあったりと奥が深そうな宗教観(?)です。

まぁ、リアルな話。
長男が必ず家を継ぐシステムや思想は、過去の話になりつつあるのも確か。

私自身の家のことを言えば、ウチの両親は『長男ではない』けど、それぞれ受け継ぎましたからねぇ…(;´∀`)
それはそれで…ダブル相続は正直大変ですよ。現在進行形で。
それは、別のブログ(祖父母から父母への相続。そして孫の自分。)で書いているのでご興味があれば併せてご覧下さい。
今回のブログでは割愛させて頂きます。

さて、話は戻りまして。

私が長男教っぽい雰囲気を感じた中で、1つだけ例を挙げるとすれば父の実家。
お正月やお盆等の節目に、親戚がちょっと集まったりすることがあるじゃないですか。
アレで、女性ばかり給仕していてゆっくり食事がとれない光景を見た時かな。
男性陣は、ただ飲んだくれているだけ。
まぁ、田舎にはよくあることですけどね。

私がある程度成長してからは、ひたすらそうめんを茹でていたこともあったなぁ…(遠い目)

後、親戚の男性陣の誰かから…
「気が利かないぞ」
と、冗談っぽくですが言われたことがありました。

(まー、そりゃそーだよ。アタシ、嫌々やってんだもん)
そんな感じです。

お互いに血のつながりがあってもこうなら、赤の他人で嫁いできた女性はどれほど居心地が悪いことだろう…と思います。

ところで…

一説には、男性よりも女性の方が田舎から都会へ出ていく率が高いと言われているようです。

この説を聞いた時に…
(確かになぁ…)
と腑に落ちるしかなかったです。
実際に『田舎の嫁不足問題』とかありますもんね。

田舎の方が『長男教』の熱い信者ども…ゴホン、信仰者が多いだろうから。
長男はチヤホヤ。次男以降は長男に何かあった時の保険兼労働力の駒として。


女性は跡継ぎを産む道具とか、雑務をこなしてくれる家政婦さんみたいな扱いとか…?
とても言い方は悪いですけど、ごく一部の『長男教』の過激派はそのくらいやるんだろうな…と推察。
経済的に男性に依存させて、言うことを聞かざるを得ないように、逃げないように囲い込んだりね。


そんな環境に身を置いている母親の背中を見てきた若い女性は…
(こんなトコ、願い下げ。私の人生は私のもの)
と、田舎から都会へ進出するのも得心がいく。
反旗を翻す時だ…


なので、このような田舎の状況を知らずに田舎に嫁いでくれる(都合の良い)女性を探すのは…
劣悪田舎目線、大変苦労しているのだろうと思う。

もちろん、全ての田舎がこんなのではありません。
事前のリサーチをしっかりやれば、良い環境の地域もきっと多いはず。

ただ現実として、女性の都会流出は多い訳で。
居心地が良ければそのまま地元に残る選択肢もある中で、あえて都会に行くのはなぜなのか?

…お察し下さい。

と色々話してきましたが、実際の『長男』含め兄弟達のリアルは…

↓結局のところ、こんな感じが多いのかも。

兄「遺産は俺の総取りで決定!」

妹「寝言は、後5時間後に言ってくれる?」


兄「あぁん?俺が墓守してたんだが?」


妹「草刈りだけじゃない!私はお母さんの介護をしたのよ…」


兄「ふざけるな!俺が長男だぞ」


妹「何よ!お金も出さないくせに。このプー!」


兄「なっ!?とんでもねぇ田舎だから、雇われ仕事がねーんだよ」

私の妄想激情ならぬ妄想劇場~

テキトーな語りに付き合って頂き、ありがとうございました!

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