何だか『そうだ、京都に行こう!』的なタイトルになってしまいました。
ですが実際、図書館だけの醍醐味というのは確実にある!
私はかなりYouTubeを見る方なのですが、視聴したものと同じ系統、私の好みに合うと推測された動画がばかりおススメに上がります。
それは、もちろん当然のこと。
その仕組みがあるからこそ…動画を探す手間が省けて便利、そして快適。
しかし…それゆえに、あまり驚きというか意外性がないのです。

その点、図書館の視聴覚コーナーに行くと、それがたくさん起こるんですよね。
普段30%くらいしか開いていない目が95%くらいまでは開眼します。
私自身、なぜだか『軍艦島1975-模型の国-』というのを図書館で借りて視聴しました。
まぁ、何もきっかけがないという訳ではなく…
廃墟を巡るユーチューバーさんの動画に感化されている部分もあります。
今や老朽化が進み、いつ軍艦島の全容が近くで見られなくなるか…といった現状のようです。

私も専門家ではないので詳しくは分かりませんが、バリバリ昭和の遺産であるのは確か。
そのままなら、きっといずれは『立入禁止』になってしまうんでしょう。
修復とかは、どうなんだろう…やっぱりしないで朽ちるに任せるのかな?
最近のボロい…いや趣のある『軍艦島』はYouTube動画で結構ありますが、もっと昔の軍艦島ってどうなんだろう?と興味を持ったので手に取りました。
実際DVDを見てみると…
廃墟になりたてとは思えぬほどの荒廃ぶり。
内容としては、無人化から1年後のまだ人の暮らしの面影が残る島内の様子を収録しているのですが…人が住まなくなると荒れるのはあっという間だということが良く分かる映像。
朽ちた人形が人間のアレに見えたり…
教員室が寂しげだったり…
子供達が描いた明るい絵が逆に物悲しかったり…
使わなくなった水がないお風呂の残骸だったり…
映像は30分もないのに、情報と人々の思い出がぎっしり詰まっています。
後、やたらとBGMがホラーチックなのはどうし(以下略)
余談になりますが…
私は『廃墟マニア』というほどではありませんが、拝見するのは好きですね。
実際に私自身、いくつか廃墟を巡ったりもしています。
以前のブログから抜粋させて頂くと、関東圏では有名な栃木の廃墟(鬼怒川廃墟群を鬼怒川公園駅から徒歩で巡ってみた。)や色々な要因や悲運を纏う福島の廃墟(福島の廃墟。東山温泉を巡ってみた。)等が印象的ですね。
特に福島の方は、幼い頃に実際一度訪れて宿泊したことがあるので、何とも言えない複雑な心境になりました。
ああ、この世は諸行無常なり…
さて、話は戻りまして。
朽ちている様子と歴史が詰まっているDVDでした。
よろしければ、このDVDに限らずYouTube等の動画等でも是非見てみて下さい。
…こんな感じで、図書館は新たな扉を開けるサポートをしてくれる…かもしれません。
タダだし気軽に行けますので、是非!
もちろん視聴覚コーナーに限らず、本のコーナーでも!
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!
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