ある日のショッピングモールのエスカレーターにて。
小さな女の子がエスカレーターに乗るのを渋っていました。
私も幼い頃『エスカレーター恐怖症』だったので、気持ちがよく分かります。
私の場合、エスカレーターの高さが怖い(落下の危険)やモノが吹っ飛んできてぶつかる恐怖…というよりも、エスカレーターの黒い部分が吸い込まれる境目…そこがなぜか怖かったな。
自分の足も吸い込まれるんじゃないかと謎の妄想をしたりして(^^;)
ブラックホールやないで!って感じですよね、ホント。
でも当時は本気で怖かった。
何だろうな…スキー場のリフトに乗るタイミングが分からない怖さとも似ていたかな。
と、私のどうでもいい昔話は置いておいて…
エスカレーターの前でグズッていた女の子を置いて、お母さんがうっかりエスカレーターへ。
その後にエスカレーターに乗ろうとしていたのは中年女性。
女の子「えすかれーたー、こわい」
乗りたくない…その切なる思いが声に出ている。
女性「怖くないよー」
見かねた女性は女の子の手を握って、一緒にエスカレーターに乗ってあげます。
すでにエスカレーターでずいぶん先に行ってしまったお母さんが振り返って…
女の子のお母さん「すみません」
と言いつつも、このちょっとしたコミュニケーションにどこか笑顔。
無事、エスカレーターを降りた後に女の子はお母さんと合流。
ほんの短い出来事でしたけど、ほっこりしたひとときでした。
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