近頃『墓じまい』についてブログに綴っております。
順序としてはこちら(墓じまいに必要な書類関係の手続きをしました【実体験】)が先ですので、そちらからお読み下されば分かりやすいかと。
前回ブログ後の流れを簡単にお伝えすると…
『改葬許可証』発行後、お寺の住職へ提出。
①原本は、お寺へ。
②原本コピーは、我が家に保管。
…今回は、その次の段階をお話ししたいと思います。
さて『墓じまい』をするにあたり、真っ先にするのが供養。
正しくは『閉眼供養』と言います。
お墓(墓石)に宿る魂を抜く作業…と言えばいいだろうか。
墓石をただの石に戻す儀式です。
母の話によれば…このお墓が出来た当初は、以前の住職に拝んで頂いたとか…(魂を入れる儀式かな?)
今回は、その逆ですね。
あくまで母の実家地域の相場ですが…
費用的には『閉眼供養』そのものは1~2万が目安とのこと。
※お寺の永代供養墓に遺骨をお引越しするので『開眼供養』もするのですが、同日にそちらも行った為、『開眼供養』と『閉眼供養』別々でのお支払いではなく、一連の流れでこのお値段で良いとのこと。
※結構良心的
今回のケースの場合は、石材店(墓石を片付ける業者)が同席するのが割と普通らしいです。
遺族の人は…
同席したり、同席しなかったり、色々らしい(なかなか時間が取れない人も多いでしょうしね)
考えてみれば…
①お寺
②石材店
③遺族
全てのスケジュールを合わせるのは、結構大変なのかもしれない。
さて。
『閉眼供養』と『遺骨取り出し』&『永代供養墓に遺骨を納める』&『開眼供養』が無事に終了。
①『閉眼供養』…住職さんが携帯お経セット(仮)で、読経します。(ロウソクも消えない仕様になっている!)
体感ですが15分以内には終わりました。
その後に皆でお線香を供えました。
②『遺骨取り出し』…石材店の人がお墓に敷物を敷いた後に遺骨を取り出します。
我が家は、私の祖父母の分。
石を動かすので、力がそれなりに必要。
立ち会う遺族が女性だけだと自分達で取り出すのは、厳しめかもしれません。
住職さんの車に遺骨(陶器の骨壺)を乗せて頂き、我々遺族は車でお寺に向かいます。
③『永代供養墓に遺骨を納める』&『開眼供養』…永代供養墓の中は広々としており、納める場所を指定することが出来ました。
例えば、上段・中段・下段のような感じですね。
さっと見渡し、小さいお骨がありましたので住職さんに聞いたところ…
住職「それはペットのお骨ですね」
とのこと。
後は、幼いお子さんの骨等も当然ながら小さなサイズになります。
…あまり見たいものではありませんが。
遺骨を納めた後に、住職さんが開眼供養の読経をします。
こちらも15分以内くらいかと思います。
その後に皆(石材店除く)でお線香を供えました。
その後は、住職さんにお寺の中へ案内されました。
お茶を頂きつつ、一息。
そして…
『お布施』をお渡し。
『閉眼供養』と『開眼供養』で2万円。
『永代供養墓の使用料』として1柱あたり5万円。
祖父母の分なので、合わせて10万円になります。
合計で12万円を住職さんへ。
離檀することになるので『離檀料』も覚悟していたのですが、無料で大丈夫とのこと。
※ちなみに檀家だった時は、お寺の広報や情報等を定期的に頂ける&年額の定期支払い(我が家の場合は1万円以内でした)があったりしました。
住職さんと少し話をしたのですが…
住職「離檀ということにはなりますが、言って頂ければ都度ご供養も致します」
私「檀家でなくても、ですか?」
住職「はい。定期的にお知らせ等はしませんが、檀家でないからと言ってご供養を断るということは致しません」
私「永代供養墓を選択した方で、ご供養をお願いする方というのは…」
住職「そうですね…少ないかもしれません」
お墓関連全般(もちろん金銭的負担も含まれている)を維持管理するのが難しいからこその墓じまい=永代供養墓というのが一般的なのでしょう。
皆様、改めてご供養を頼むということはあまりしないのかもしれませんね。
お寺にある永代供養墓には、いつでもお墓参りOKとのこと。
お花を供える場所やお線香もあるので、良い意味で気軽にお墓参りが出来そうです。
私としましても、節目節目にはお参りに行きたいと思っています。
あくまで我が家のケースではありますが、皆様の参考になりましたら幸いです。
月並みではありますが、各所の方と十分に話すことがトラブル防止に繋がります。
…次回に続きます。
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