『限界OL人生総決算物語』第3巻が待望の発売!
前回書き連ねた時も言いましたが、個人的に追いかけ真っ最中の漫画です。
絶望に絶望を重ねて生きてきたような女性(本人が自分を追い詰めまくっていた節もある)が、いきなりの方向転換!というか半ばヤケ?
そんな爆発的な転機から、一体どのような結末へと導かれるのか?
その過程で、どんなアップダウンがこの子に訪れるのか?
そしてどんな思いをして、魂から出てきた(本音の)言葉が作中に出てくるのか?
気になりまくってしまうのが今作!
↓その名も『この世は戦う価値がある(3)』!!

何だかとても素敵な笑顔!
まるで菩薩様のような表紙だ…うーん、以前の表紙を思い出すほど興味がそそられてしまう。
ちなみに第2巻についてはこちら(『この世は戦う価値がある』第2巻の感想!)で語っていますので、よろしければお付き合い下さると嬉しいです。
さて、肝心の内容のお話。
相変わらず、元勤務先(別名・ブラック企業とも言う)関係者と化学反応を起こしたり…
95%は癒し系成分で出来ている、幼馴染みと絡んだり…
退職してから運命的な(?)出会いを果たした方々と交流したり…
そんな感じで人生の夏休み兼、見つめ直し兼、決算・清算をしている主人公。
出会って終わり、チョイ関わって終わり、という訳ではなく…
関わりの回数が重なっていくごとに、少しずつ相手の性格、背景や感情・本心が垣間見えてきます。
それが現実の人間関係のようで生々しい。
カッコ悪いだけで終わらない。
カッコ良いだけで終わらない。
「白黒でハッキリ判断なんか出来ない」
それを心に刷り込んでくるような作品だなぁと改めて思わされます。
ちなみに…
この巻で特筆すべきは、やはり主人公の両親の話でしょうか。
彼らが若かりし頃、まだ『結婚』どころかお互いに『男女の意識』すらしていない時期からの両親の話は、今のところ幸せな雰囲気を醸し出しています。
他人からしたらささやかに見えるかもしれない王道の若い男女の恋愛からの結婚。
やがて、待望の主人公を出産。
まさに順風満帆といった空間がそこには広がっていた。
が、この家庭は結局破壊される宿命。
一体どうして?
大きな理由としては、初期の頃から出てくる主人公の『弟』の存在があげられるんだろうけど…
それだけでは済まないような気もしています。
…私の想像でしかないんですけどね。
現在の主人公は…父親の足跡を辿ろうと奮闘。
自分の『家族』『家庭』について前向きに(多分)けじめをつけようとしています。
言わば、自分を形作る最初の根幹と向き合っていくんですよね。これから。
ますます気になりまくる展開。
そして…
新旧様々な方々との関わりを持ちながら、この先の人生をどのように持って行くのか目が離せません。
是非、『この世は戦う価値がある(3)』読んでみて下さいませ!
コメント
あるさんはビッコミ好きですよね^^フジイとかもビッコミですし。
しかし人生、嫌でも追い込まれる時があるワケで、わざわざ自分で追い込む必要はないですよね。
確かに!琴線に触れる作品が多いからなのかも。『フジイ』も単行本を追いかけてます!
『モーニング』ですが、猫の魅せ方がユニークな『猫奥』も面白いので、よろしければ!(ご存じかもしれませんが)
人生…
「若い頃の苦労は何チャラ~」
とか言いますけど、永谷園さんのおっしゃる通り生きてるだけで追い込まれることがある。
「明日は明日の風が吹く」
レベルはアレかもですが、もっと気楽に生きてもいいんじゃないかなーと思ったり。
猫奥は1 2巻は持ってますよ。隣の家のアホ猫が吉野ちゃんみたいな配色なんですよw
ただ、最近の新刊は高いんで続巻は追えてないですね。
古本に流れて来るまで待って揃えてるん感じです。
フジイみたいな人気のある案件は裁断済でも3冊で2000円オーバーで売れるので手を出しやすいんですけどね。
ご存じでしたか!吉野ちゃんの渋い和な配色、雰囲気ありますよね。リアル吉野ちゃん、いいなぁ。
私自身は本誌で途中まで追いかけていました(単行本だと7巻あたりの内容まで)
続きはいずれ単行本で読みたいと思っていますが…古本もしくはKindle Unlimited等である程度の巻数を読めたらなーと妄想しています。
そして…『フジイ』、そんなに人気があるとは!!