『イオンの底力』を読んだ感想。

少々古い本になってしまいましたが『イオン』の戦略や努力の詳細が良く分かります。
消費者の立場で読んでも面白いし、経営者側の立場で読んでも参考になり刺激を受ける本だなぁ。


日本で絶賛繫栄しているショッピングモールである、イオン。
私自身がイオンの一ファンであり、オーナーズカードを所有する末端の株主でもありますので、興味深く読ませて頂きました。

特にイオンレイクタウンの成功についてじっくり書いてあり、興味深い。
私も数度実際にお邪魔していますが、『カゼ』『モリ』2つのモールがあり、超巨大なショッピングモール。
ウォーキングにも利用できます(冗談ではなく、真面目に)

本の内容を少々話すと…
ご存じの通り、イオンは総合スーパーを核店舗とし、専門店を集めたモールからなる商業施設。
その集大成と言って過言ではない『イオンレイクタウン』は、人々から愛されまくっています。

これからお話しするのは、『イオンレイクタウン』に限りませんが…

集客の要素①巨大施設
『見物』的な目的。

いわゆるアミューズメントパーク的な感じ。パレードを眺めるような?(いや、それは盛り過ぎか?)

集客要素②テナントの鮮度
不振店舗は撤退し、新しいお店が入る。

つまりお店が入れ替わる度に、そのお店を見に来る人が、新たに発生。

大きい施設だからこその特徴・利点ですね。

とはいえ、巨大さだけでイオンは勝負している訳ではなく…

きちんとかの有名な『トップバリュ』を中核に据え、商売を頑張っています。
地に足をしっかりつけている…と言えばいいのかな。

そして思うのは『お客様第一で行動』を意識しているな、という点。
家族連れにとって優しい=もちろんその他の人達にだって優しい
そんなお店作りだと感じます。


少々マニアックな話をさせて頂きます。

『防犯カメラ』ではなく『安全カメラ』作動中という表記。

例えとしてはちょっとズレますが『障害者』の方を『障がい者』と表記するような、細やかな配慮。
こういうきめ細やかなところを見つけると、ちょっと嬉しくなりますね。

話は変わりまして、イオンは地元地域との連携もかなり強化しています。

過去のブログ(お土産をスーパーで買うのはあり!併用のすすめ。)でもご紹介した千葉県にある銚子のイオンの話は印象的ですね。
私自身、実際に訪れたことがあるので親近感がヤバい…

この本、『イオンの底力』というタイトル。
『底力』というのが何をもって底力なのか…正直、未熟な私には良く分かりません。

しかしこの本が出版されてかなりの月日が経った今…
更に改善・進化しているイオンの姿そのものこそが『底力』のカタチなのかもしれない。
というか、そうなんだと思う。
機会がありましたら、是非読んでみて下さい。

関連して『イオンを創った女』という本も良かったです。
波乱な出来事を経て、20代で家業の社長に。
その後に弟である卓也を社長にし、今度は卓也を支える役割に。
イオンの基礎を作った有能な人物。



数奇な生い立ちに立ち向かう努力に裏打ちされた千鶴子語録とも言える数々の名言は、非常に読み応えがありました。
その辺のペラッペラのビジネス本なんかよりも、この一冊!という感じです。

よろしければ併せて読んでみて下さい。

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