『両親が元気なうちに実家じまいはじめました。』の感想。

私自身は『母の』実家じまいをガッツリ手伝いました。
そのあたりの話は過去ブログでたっぷりと語っているので、お読み頂けたらと思います。
…正直、なかなかのボリュームです。参考になるかどうかはさておき。

それは…祖父母が亡くなった後に行いました。
というのも、かなり昔に祖母が亡くなり長年祖父が1人暮らしをしていたのですが…
「自分が亡くなるまでは、勝手なことをしないで」
というスタンスだったんですよね。

というか『自分の死』というものを直視すること自体、怖かったようで。

母の話だと、そのような話題になるといつもはぐらかされたそうです。

気持ちは察せます。

『本能から来る死への恐怖』はあるし、『自分の遺産狙ってんじゃね?』というのもあるかもしれないし…

ただ、何もしないでおくと…母を筆頭とした周りの人間に片付け負担が重くのしかかる。
実際に大変でしたし。

多分、それらを業者に頼んだとしたら、100万では全く足りない規模で吹っ飛ぶと思います。
かなり安く見積もったとしても。

故・祖父宅である母の実家を片付けるということは、以前のブログにもある…
『クリーンセンター通い』(家の中のたっぷりの残留物処分)
『農地の管理・利用』(放置していると指導が来る為…草刈り、農作物を育てる)
『木の伐採』(自他共に邪魔だから)
と諸々すぐに発生します。

家や土地を売り出すにしても、売却までノータッチ・ノー管理という訳にはいきません。


この本『両親が元気なうちに実家じまいはじめました。』は我が家のようにならない為にも是非読んで欲しい本ですね。
やっぱり本音・欲を言えば、祖父が存命中にある程度片付けが済んでいればここまで大変じゃなかったのになというのがありますので。

この本の内容としては…

主人公の両親が田舎(というと失礼かもしれませんが)から都会へ移住する際の『実家じまい』というシチュエーションです。
人生の再スタート、総決算という意味では大変参考になると思います。
親の立場でも、子供の立場でも。



家の処分やお墓関連諸々は…
「言われてみればそうだな!」
と案外気付かないことだったりしますよね。

完全にこの本と一致するケースは珍しいかもしれませんが、具体的な例としてイメージ出来る参考書のような感じ。

どんな場合であれ、家族・親戚との話し合いは大事だし(特に兄弟は一番密に連絡を取らないとかもしれない)細かく考えて行動するのが大事だな、と考えさせられる内容。

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