自己申告書、自己評価に本音を書けない…

私が新卒から十余年勤めていた会社は、客観的に見て恐らく人事制度や人事評価のやり方は古めかしい方だと思います。
よく言えば伝統的で堅実。
悪く言えば時代錯誤でお堅い。

そんな感じなので、世間一般で言うところの、自己申告書や自己評価もあります。



でも、これって手間だけかかって一利なし、というか意味なし!という意見が多いみたいですね。
こういうのを手書きで書いていた人間としては
『分かる!!』
の一言に尽きます。



実は私、周りの人に相談しないで自己申告書(自己評価)を書いていた時があって…
試しにすこーし過大評価で書き、提出して撃沈したり(おバカ)


またある時は本音を。
(自分では頑張ったとは思うけど、他の人の目から見ればまだまだだよなぁ)
と、何を思ったか本音には違いないのですが、今思えば謎の謙遜をして、過度に低い自己評価をしたことがあったんですよね。



しばらくして、最終的な会社からの評価は自己評価通りという結果に。
(あ…)
やっちまったダヨ…と思いました。
会社からすれば、自己評価通り=低い評価=給与関連コストが安く済むという図式。

「この人は自分で能力が低いと思っているのか。そんなことはない、無難にこなしてくれてるよ」
と親切に評価を変えてくれる訳もなく…


その次からは周囲に聞きましたね。


私「どんな感じに書いてます?(いつもどんな評価です?)」


先輩「んー、3(5段階評価に例えると)くらいかな。大体の人はそこに落ち着くみたいだよ」


みたいな探りを入れつつ、皆様の自己評価を参考に、無難に、目立たないように。



そのように普通の自己評価で提出したら、そのままそれで通りました。
(足並みを揃えるっていうのは大事だな。給料にも響くから)
と若かりし頃の私は肝に銘じましたね。
高い勉強代を払ったような気持ち。

部下の自己評価を見て評価を付ける上司側も、このイベントは悩みのタネらしくて、結局不平不満が出ないように平々凡々評価になる傾向が。


何が言いたいかというと、自己申告書(自己評価)なんて、形骸化されてるということ。

前述のように、周りの人達の様子を伺って、合わせて、提出するだけの手間と時間がかかる儀式ですね。

やらされてる感満載の、そこには自分の真意や本音は、ありはしない。

だって、実際そういうモンだって気付いたからさ。


このようなスタイルで書類を提出したり、もしくはメールやラインで報告している会社は実は多いのではないでしょうか?
もしかしたら現在、そして過去の皆様の会社にも…



じゃあ、どうすれば正確に人事評価が出来ると思うんだ!?と言われると返答に困るのですが…
そうですねぇ…まずは上の人達が下々の仕事に興味を持つことからかしら?(ピリッと皮肉)

現実問題『的確、公正』な人事評価ってなかなか難しいと思います。
もちろん、そうなるように努力する姿勢というのは必要ですし、尊いものだという前提で。
ただ…人間は感情の生き物。良くも悪くも。それを強く言いたいです。
皆様も理想を追いかけつつも、体感としてそう感じている(いた)のではないでしょうか?



よく分からない発言を残し、本日はこれにてm(__)m



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