『君たちはまだ長いトンネルの中』という社会派青春映画の感想。

先に言っておきますが、前置きが長いです。
見ていられるか!という方はすっ飛ばして下さい!

さて…
私が社会人になった当初、この映画で濃厚に語られている世の中の仕組みやしがらみは大体知りませんでした!(ドヤ!)

…いや、ドヤ顔するところじゃないんですけどね。

幼い頃、親戚のオジさんが話していた…
「国民1人あたり○○万借金があってね…うんぬんかんぬん」
というのを大真面目に100%真に受けていましたからね。

(ええっ!?それって生まれたての赤ちゃんもだよね…)
と、当時は日本の未来を漠然と嘆いたものです。ふわふわな頭で。


それが、だんだんいい歳になってきて…
(どうやらそれは、洗脳らしいぞ?昔ながらの大きなメディアって怖いわ~)
という感じになりましたが。

でもこれって別に、自分は世の中の仕組みを理解したぜ!という優越感でも何でもなくて…
(嘘の情報流すなよ!)

(あえて偏らせたり、歪めた情報を息を吸うように当たり前な顔して発信するな!)

という憤りの方が強い。

学生の時に正しくしっかり教えてくれていれば、無駄に長い時間を使わずに済んだんじゃない?とか思うし。


内容に触れていきます。
この映画は、高校生の女の子が主人公。
政治に関する知識は人一倍詳しく、それは政治経済の授業を担当する先生をも論破するほど。
それは先生だけにとどまらず、他にも様々な方に論破や解説(?)を施していきます。

特に彼女が言う…
「ケイ・ダン・レン☆」
部分に私はなぜかツボりました。
恐らく多くの人は笑わないポイントだと思うけど。

劇中、彼女の父が言う…
「搾取される側になるな。対抗するにはちゃんと勉強して自分で判断する力を持たないとダメなんだよ」
は沁みた…色々。
自分に言われているようで、胸に刺さりもする。

話が進み…彼女を含む周りの人々は、商店街を活性化させるべく奔走します。

出ましたるは『財務省』の話。

「(財務省は)予算握ってるだけじゃなくて、警察みたいな権力を持っているしね(下の国税庁とか)」

とある人が言う、この部分が全てなんだろうな。
大抵の組織が財務省に物申せないのは…

しかしながら、最大の見せ場は劇中の『生の討論会』ですね。

内容はもちろんのこと、俳優さんの演技が胸熱過ぎてヤバい…



この作品は…学校の視聴覚室でガッツリ上映した方がいいレベルだと思う。
優良な教材になり得る大作!と言っても過言ではない。

『君たちはまだ長いトンネルの中』是非一度、ご覧下さい!

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