高齢化日本、肌で感じる日常

母が故・祖父の不動産を相続したことにより、祖父宅の片付けをしに時折訪れています。
そこは典型的な若者が流出気味の過疎化の進む地域。

平日日中にたまたま祖父宅に近いスーパーを利用すると、お年寄りだらけ。
右も左も。いえ、たまに若い母子がいますが。



こんな言い方はズバリですが『限界集落』だなぁ。
滅びゆく…というと言葉は悪いですが、年々この地域の土地価格が下がることに改めて納得します。


そういえば先日に古くからあるお墓(観光地にある大きい記念碑みたいな物体)を黄色い移動式クレーンで撤去しているのを見かけました。
大きい石をロープでグルグル巻きにして固定。
それを成人男性2、3人で支えクレーンで吊り上げるところでした。
見物人は1名のご老人。そして車で通りかかった私。



こうやって1つ、また1つと過去の遺物が失われていく度に、後継者がいないという事実が可視化されていきます。


ちなみに祖父が眠るお墓一帯の一画も墓じまいの跡があります。


そういえば以前、ちょうど私がお墓参りしていた時に話しかけてきたのも、高齢男性。
誰が亡くなったの?的なことを聞かれたので、祖父のフルネームを答えました。
○○さんの親戚だよね?ということを聞かれましたが、さっぱり私の頭にヒットしない(^^;)
ポカンとした眼の私を見て、苦笑いで去っていったなぁ…あの人(遠い目)


さて、祖父宅の近所を歩くとトラクター(?)に乗っているのは70歳オーバーの男性。
畑を丹精込めてお世話しているのも70歳オーバーの女性。


出会う人見かける人がほとんど高齢者である事実。




今回このように記事にしていますが、きっと田舎では全然珍しくない日常風景になりつつあるんだろうなぁ…
『高齢化が~』と世間で騒がれていますが、この急速な時代変化の波にはなかなか逆らえないのでは、と思います。



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