弱みを見せてはいけない。男の呪縛?

今や男女差別・その根源の固定観念等は薄くなってきていると思いますが…
まだまだ『男たるもの』『女たるもの』は、日常の空気に浮遊していると思います。
正直、なくなることはないと思います。

人間という生物の本能的な部分がある限り。

…という、極々当たり前なことを最初に申し上げておく。

ちょっと深掘りしてみようと思いますので、お付き合い下さる方はよろしくお願い致します。

~男性が弱みを見せられない理由~

社会的な期待や文化的な要因がやっぱり大きいと思います。
自分が身を置く環境・状況の影響を受けないでいるのは至難の業。
良くも、悪くも。
それを土台として、個人的な心情や考え等複雑に絡み合っています。
それこそ自分でも意識していないところまで。

いくつか詳しく話していきたいと思います。

①社会的な期待とジェンダー役割
多くの社会では、男性には強さや冷静さを求められがち。
『男は強くなければならん!』というジェンダー役割が強調されており、その期待に応えようとすることも多い。
正直、未だに『大黒柱ポジション』じゃね?
弱みを見せてしまうと、これらの社会的な期待にそぐわない…

②弱さの否定
社会的な偏見により、弱さや脆弱性が否定的に捉えられることがあります。
男性は、弱さを見せるのはダメ!という信念が根強く、それに従いがち。
「男は黙って○○!!」
「………うわ。古ッ!!」

③自尊心と自己評価
男性は企業戦士、というのがイメージを含めて強い。
ことあるごとに自分を他者と比較し、成功や力強さによって自己評価を行うことが多い。
弱みを見せたら、その自尊心や自己評価が傷つく不安がつきまとう。


特に男性は、幼少期から感情を抑制(男の子なんだから泣いちゃダメよ!の類)し、強さや冷静さを強調するように社会化されることが多いんじゃないかな。
時代錯誤だろ、HAHAHA…みたいな地域もあれば、全く笑えない地域もある…

そうなると、弱みを見せないでコミュニケーションを行うことになるので、少なからず歪みが生じるんじゃないのかな…
言葉選び一つとってもしんどさ&難しさがあったり…
公私で器用に切り替えられる人ならいいんだろうけど、どうなんだろう世の男性陣は。


男性が弱みを見せられない理由は、考え出すとキリがない。

これから、ますます男性の感情や脆弱性を受け入れる動きが広がることを願います。
男女問わず、自分らしさを大切にする社会の構築は大事ですよね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました