『病棟夫婦』を読んだ感想。

kindleのサンプル漫画がきっかけで、心臓をガッと鷲掴みにされた漫画です。
(これは最後まで読むしかない!)
…即、読破!

『病棟夫婦』というインパクトあるタイトルは「内容、どんなの?」と興味を誘う。

この表紙から醸し出される人生の年輪、厳かさが何とも言えません。
そして2人の最期の『穏やかさ』…(という表現でいいのかアレですが…)
カラフルなお花が筆舌に尽くしがたい『何か』を強調しています。

具体的な内容について話そうとすると、即ネタバレにつながりそう。

しかし、頭の奥にガツンと衝撃を受けたので感想を語っていきたいと思います。

まずは軽く内容の紹介をさせて下さい。
↓私なり書かせて頂きました

同じ病気、同じ病棟、ある意味運命を共にするように入院生活を続ける富永夫婦。
子供達が小さい時も、大きくなった今でも…いつだって一緒だった。


いつも平穏だった訳ではない。
健やかな時も病める時も(むしろ病める時の方が印象深く感じるものかもしれない)それでも一緒だったんだ。
「ああ。『生きる』だけで苦しい」
あの子をそこまで追い込んでしまったのは、誰?
ワタシ?あなた?

最期かもしれないこの日々に『生きる意味』を考える。
…感じる。

家族って?
夫婦って?
人間って?


長くて長くて儚い闘病の果てに見える景色はどんなものだろう?

きっとどこかにいる夫婦の平凡でも特別な旅路。

…という感じのお話です。


タイトルに『夫婦』が入っている通り、ご夫婦を中心にお話が進行。
闘病のお話が主軸なので、正直シリアスな場面が多いです。
ただ…そんな入院生活でありながらもクスッと笑えるところも随所にあり、日常の息吹を感じます。



そして…無視出来ないこのご夫婦を取り巻く家族のお話。

あえて特筆するなら、長年塞ぎ込んでしまっている『息子』さんの状況、動向。

人と人、お互いに思うところがあった結果だ。

誰が悪いとか、あの時ああすれば良かったとか、考えればいくらでも考えられる。
ただ、それだけ。
それが現実。

ご夫婦、そして周りを取り囲む様々な人間との繋がりを是非肌で感じて欲しい…

まとまりませんが『病棟夫婦』是非読んでみて下さい。
私は不覚にもちょっと…目から天然水が(ゴホゴホッ)

…本日はこれにて。

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