『11歳のバフェットが教えてくれる「お金」の授業』の感想。

投資の神様として有名なウォーレン・バフェット。
そのバフェットの少年時代のお話をベースに書かれた本なのですが、結構読みやすかったです。
『11歳のバフェットが教えてくれる「お金」の授業』は、一介の平凡な少年がメキメキと頭角を現す様(ビジネスや投資、税金等で)がさっくりと書いてあります。
良い意味で難しい感じではなく、親近感が持てるような内容。

何というか…普通に今の時代でも通じる手法を、よくぞ年端もいかない子供が理解し実践したなぁと感心させられる…

バフェットは『大恐慌』の最中に生を受け、1歳すらならないうちに父親が失業。
平凡な成績で子供時代を過ごした人。
…パッと見は。

波乱な人生の始まりのせいかどうか分かりませんが、バフェット少年は商売(ビジネス)を6歳で開始。

『チューインガム』ビジネスです。

彼の祖父が営んでいたお店からガムを仕入れ、近所を回って売り歩いていました。

もちろん、子供のお遊びの一環でよくある利益度外視モデルではなく、きちんと利益を取りにいっていました。

5枚1パックを3セントで仕入れ。

ガムの販売価格が5セント。ガムの原価が3セント。差額がバフェット少年の利益。

バラ売りは決してしない。バラ売りした後の残りの4枚の商品価値が下がるから。
つまり、売りづらくなるというリスクを背負うことになるから。

(あれ…どこかで見たような光景だなー)
と思ったら、メルカリ等のフリマアプリでの出来事。



購入したい人「コメント失礼します。1つだけ欲しいのですが、バラ売りは可能ですか?」

売りたい人「申し訳ありません。バラ売りはしておりません」

このようなやり取りをたくさん見てきました。

私自身がこのようなフリマアプリで出品する時は、このくだりが面倒なので…
「バラ売りはしておりません」
という趣旨の文言を最初から説明文に入れていますね。


話は戻りまして…
バフェット少年のすごいところは、他の商品でバラ売りの方が売れやすい&利益が出やすい場合はバラ売りに切り替えられる柔軟さ。
闇雲に馬鹿の一つ覚えで商売をしている訳ではないんです。

幼いながらにビジネス感覚が優れていたんですね。

時が経ち…彼が11歳。投資デビュー!!
…早いなぁ。

↓13歳では、なんと税金を納める!

『確定申告』もする。
私が13歳の頃なんか、カクテイシンコクという言葉すら知らなかった。
教えられたとしても、秒で忘れる自信があります(;´∀`)

ひたすらスゴい…昔からこのようなビジネス感覚はピカイチだったんですねぇ…

今でこそ投資を推進している日本になってきているとはいえ、まだまだ世間では…
「お金は汚い」
「お金持ちは悪い人」

そういうイメージが強いと思います。

それは、やっぱり幼い頃にきちんとしたお金の教育を受けてこなかったからなのかな…と思います。
よく分からないものは、当然怖いしマイナスイメージになりがち。

バフェット少年のように自ら積極的に行動して学ぶ人もいるでしょうが、それはレアケースでしょうしね。

機会がありましたら、『11歳のバフェットが教えてくれる「お金」の授業』読んでみて下さいませ。
古本屋さんとか図書館で見かけることが出来るかも。

私が以前のブログで紹介したこちら(『ウォーレン・バフェットの生声』を読んで、感想。)も面白かったので、是非!

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