ゲームストップ株事件とロビンフッド

ゲームストップ株事件はご存じでしょうか?
私はお恥ずかしながら、とある投資系の雑誌で最近初めて知りました。
起こったのは2021年1月。
アメリカのニューヨーク市場に上場している『ゲームストップ』という企業を巡る出来事です。
『ゲームストップ』はゲームの小売り販売業で、アメリカを中心に国内外に大規模に展開する企業です。
しかし昨今、店に行かなくてもゲームを買える手段(オンライン、ネットショッピング)もあり、落ち込み気味です。
まぁ、普通に考えたら積極的に投資するにはちょっとなーって感じでしょうね。
この『ゲームストップ』、実はヘッジファンドが大量に空売りを仕掛けていたんです。
個人投資家の中には、ヘッジファンドにバッサリやられた恨みがある方も多いでしょう。
だからなのかは、不明ですが『ゲームストップ』株を個人投資家が俺も私もと集団で買って急騰しまくり、ヘッジファンドにとんでもない巨額の損失ダメージが与えられた、とそういう事件です。



それにはアメリカの若者が熱中している株取引アプリ『ロビンフッド』(ゲーム感覚で株取引が出来るアプリ)が深く関わっていまして。
扇動者(と言っていいのかアレですが)が提案します。


扇動者「なぁ、皆でゲームストップ株買いまくって、ヘッジファンドに一泡吹かせてやろうぜ!」


若者達「いいね!面白そう。乗ったぜ!」


という感じで、あれよあれよとゲームストップ株が買われて、トンデモ株価に結果なったようです。



ストップ高、ストップ安という概念がアメリカにはないですからね。
恐ろしや…

そして、日本と違ってアメリカはコロナに対する給付金が手厚いので、給付されたそのお金を若者達は使ったのかもしれませんね。
いや、それがなくてもチャレンジ精神、自由を謳うお国柄、遅かれ早かれこのような事件は起こったのでは、と個人的には思います。



…しかし、ふと思う。

日本人の若者が、アメリカ人の若者と同じ条件や環境になった時、ヘッジファンドをやり込めてやるぞ!というガッツが果たしてあるのだろうか。
いや、ガッツ以前にそもそも現状まだまだ『投資』に対して興味関心、実行力が希薄であるのは明白。



大人しく真面目と謳われる日本の若者が牙を剝き出しにする日は…果たして。




コメント

タイトルとURLをコピーしました