先日『墓じまい』が完了しました。
詳しいことを最初から知りたい方は、こちらのブログ(墓じまいに必要な書類関係の手続きをしました【実体験】)から読み進めて頂ければと思います。
終わって思ったことは…
「やはりウチは墓じまいをやって良かった」
という素直な一言。
肩の荷が下り、スッキリとした納得感を得れました…
土葬の時代から(実際に墓の下に埋まっているのかは、不明のようだけど)お世話になっていたこの土地。
けじめ、というか一区切りつけたことで心の整理が出来て晴れやかな気持ちになりました。
もちろん、心の奥底には『ご先祖様、申し訳ない』という気持ちがない訳ではありません。
人間だもの。
しかしながら、時代の流れ。
そして個々人の人生が尊重されたが故の結果だと思えば、これは悲しむものでもないのかも。
…そう考えたいと思います。
さて。
実はこの度『墓じまい』をするにあたり、住職さんに色々と話を聞きました。
『墓じまい』=『お金という負担がのしかかる』からこそ、気遣って下さっているのが随所で伝わってきました。
例えば…
住職「墓じまいをせずに、近くの親戚にお墓の掃除等を頼む方もおられます」
との提案がありました。
しかし、遥か昔ならいざ知らず。
密接な人間関係を築いていた方々は、現在は既にほぼお墓の下。
代替わりして親戚関係は希薄になっている為、この案は却下。
住職「永代供養墓に入れずにそのまま現在のお墓に入れておき、時が経ったら(どのくらいの期間かは宗派による?)土に還すという手段もあります」
つまりどこかのタイミングで、骨壺から骨を出して地面に埋めるということか。
確かにこの方法なら、費用はかからないのでお財布には優しい。
ただ、その短くない時間(多分)のお墓の管理はしなくてはいけないでしょう。
そして、いずれにせよ墓石は片付けなければいけない。
等々、様々なお話をしました。
住職さんのお話が大変参考になったことは、言うまでもありません。
費用を出来るだけ抑え、手間を抑えられるような手段を提示し、苦慮して下さったのが本当にありがたかったです。
一口に『墓じまい』と言っても…
「最終的にどうしたいのか&どうなっていれば良いのか」
ということを具体的に考えるのが大事だなと感じました。
例えば、このような本(令和版 墓じまい・改葬ハンドブック)を数冊読んでみるのも良いかもしれません。
最新の本を読んでみるのもよし、ある程度古くて大丈夫なら図書館で読んでみるのもよし。
私自身、何冊かこのような類の本を読ませて頂きました。
墓じまいのやり方もそうですが、考え方に触れることはとても参考になりますね。
もちろんそれを相談する人の範囲(どのくらいの近しい親戚まで?)も、よく考えなければいけないかも。
…後々トラブルになりかねませんから。
『最終的な結論』は、きっと人それぞれ、家それぞれ違います。
当ブログをお読みの皆様におかれましては、後悔なきように!
どんな形でもいいんです、様々な情報を頭に入れることが肝要かと。
と、実体験者から言わせて下さいませ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
コメント
人それぞれなのは間違いないですね。
信心深い坊主の叔父は墓に500万くらい掛けていてますが、
ワタシなんかは死んで骨になれば単なるリン酸カルシウム位な感覚ですから、死んだ後はどうでもいいやって感じですw
ご、500万!プレハブ住宅とかちょっとした趣味小屋が建てられそうなお値段!
叔父さんの職業柄とはいえ、結構な出費になりますよね…
私自身も、亡くなった後は法に準拠した処理をしてくれれば、後は野となれ山となれみたいな感じかな(まだ深く考えていない)
月並みですが、健康に生きてこそ!って感覚です。