墓じまいは何回忌でする?具体的に色々考える時期。

母方の祖父母が眠るお墓。
その墓じまいが現実味を帯びてきました。
いや、前からだろ!と言われれば、その通りなんですが。

母と叔父で相談した結果、三回忌を目安に考えているのでそろそろ本腰を入れて考える時期。

以前、こちらのブログ(墓じまいして永代供養…住職からの話)でお話ししたのがつい最近のように思える。
月日が経つのは早いなぁ。

…とはいえ、全くそういうのに詳しくなくて。圧倒的知識不足な私。

『令和版 墓じまい・改葬ハンドブック』という、最先端令和のバイブルを見つけたので、読んでみました。
読んだ感想としては、すっきり端的にまとめられていて読みやすい。
遠くて困るお墓、諸事情により継ぎたくないお墓、謎の(?)もはや誰が入っているのか分からない古いお墓。
様々なお墓の悩みを、これ一冊できっぱり解決しちゃうぞ的な本。
後悔しない改葬・墓じまいをするのに良いですね。

ご先祖様の圧が重く肩にのしかかるお墓問題。
いずれ誰もが直面するお話なだけに、真剣に読む。

印象的だったものを、少しお話しさせて頂きます。

お墓参りに行かない=無縁墓ではない
すぐにイコールにならないケースも当然ながらありますよね。
例えば長いこと誰もお墓参りしていない様子であっても、お墓の年間管理料は払ってある状態の時などは。

1つ挙げるとすれば、祖父母が亡くなる前に…実は年間管理料を10年先払いしてあった、とか。

極端な話、お墓を継ぐ人がいたとしても年間管理料を滞納しまくったりしていたら『無縁墓』と認定、実際に撤去、更地になることも。
そういう可能性はあまりなさそうに思えますが、なくはないですよね。

色々と想定されるお墓問題に振り回されない為にも、我々は墓じまいをする予定でおります。

母方のお墓の現在の『承継者』は、強いて言えば母でしょう。
喪主は叔父にお願いしましたが、それ以降の法要関係は母が中心として動いているので。
叔父は東北在住ですしね。

少し話は変わりますが、本を読んだところ…

『祭祀財産は相続財産とは見なされない』
というのが、お墓を語る上で重要なポイントのようです。
つまり、例えゴージャスな高いお墓や仏壇を継いでも相続税は課されないということ。

逆に言えば、お墓を継いだので…
「法要等で出費が増えるからその分多くの財産を相続したい」
という主張も出来ないということ。

まぁ、母はこの辺り寛容ですが、家によって人によってはトラブルに発展しかねない部分だろうと思います。

見方によっては、お墓は負の遺産になってしまうから…

さて、話は戻りまして墓じまい。

墓じまい後の供養はどうするのか問題。

『永代使用』…使用者の代が続く限りと言う意味。
『永代供養』…寺院などの続く限りと言う意味。
なかなかにややこしいんですね。

正直『永代供養』の方しか聞いたことなかった。
我が家は『永代供養』かなぁ…
お寺で供養を続けて頂くように手続きを進める予定です。


余談ですが…
調べれば調べるほど『お墓』って色々とスタイルがあるんですね。
『納骨堂』であったり、『室内墓所』(お墓型納骨堂)であったり、樹木葬墓であったり。

お墓という概念ではない、『散骨』(海洋散骨などが有名ですよね)だったり、『手元供養』(手元供養をしていた人が亡くなった後どうするか問題が発生しますが)だったり、奥が深い。


選択肢がたくさんあるからこそ、迷ってしまう人も多そうだなと感じます。

『令和版 墓じまい・改葬ハンドブック』、よろしければ読んでみて下さい。

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