働かないおじさん末路。おじさんの未来はあるの?

以前私は、働かないおじさんの特徴は?言い分は?で、働かないおじさんについて好き勝手に語らせて頂きました。
同じテーマでくどいかな?と思いましたが、書きたいので書きます。
飽きた方はスルーでお願いしますm(__)m

きっかけとしては【プレジデントオンラインの記事】で気になったものがあり、少々お話しさせて頂ければなと。

記事タイトルは…
『一気に「働かないおじさん化」が進む…役職をはぎ取られた50代社員を襲う”無言の圧力”』
記事のリンクを貼っていた時期もあったのですが、このような記事は結構気が付いたら削除されたりするので、あえて貼っておりません。
気になる方は、ネット検索すると引っかかる…かも?


さて、この記事は実際の50代おじさんのリアルな体験談&冷静な客観視が秀逸だなと感じました。

役職定年…出向…そして…という感じで語られます。

役職定年で、役職から外れた後の冷遇(もしかしたら周りは単にビジネスルールとしてやっただけで、そんなつもりはなかったのかもしれないけど)を乗り越える50代のおじさん。
そんな中、彼に出向の話が持ち掛けられる。
このおじさんは、とうとう用なしか自分は…と冷静に考える一方、新天地で頑張るぞ!というやる気もある方。
しかし頑張れど頑張れど、出向先での居心地は良くならない。
それに、そこでの自分の役割が人事から聞いていたのと違う…
(え…?)
これはおじさんじゃなくたって労働者なら誰でも思いますよね。当然の驚き。反応。

このおじさんのスゴい(無謀?)ところはその会社の指示に刃向かったこと。

出向先に集まっていたのは、左遷のような感じで来た方や、役職定年で来た方等様々。
ざっくり荒い言い方をすれば、さほど期待されていない集団。
このおじさんと似たような境遇…と言えますね。



頑張ろうよ!と自分と同じく50代の人達に働きかけても、全く手応えがない。
皆様も接した経験があるかもしれませんが、50過ぎた方で
『これから自分の信念ややり方を変えて、心機一転頑張ったるわ!』
という方って割とレア。

良かれと思い、そのお年頃の方にアドバイスすると、むしろ
『テメー、余計なことすんじゃねー』
みたいな敵意丸出しの方すらいる。俺は退職金貰えるまで大人しくしていたいだけなの、騒がないで!みたいな。

そもそも向上心やチャレンジ精神がある方は、こんな出向命じられないだろ…という意見もあるとは思いますが…全て有象無象の一緒くたでもないのが会社という組織の難しいところですよね…

①(働く意欲はあるのに)働かないおじさん(に見える人)

②(出来るだけ手を抜いて働きたい)働かないおじさん(見たまま)

同じ境遇で、同じ職場にいても、そこは1人の人間。様々な人がいるのは当然の事でしょう…

①と②、互いに迷惑&煙たがりそうな構図。


そして、前提としてこれらの方々に向けられる『まなざし』

そもそも役職定年ルールからして…50代になったらイマイチじゃね?って言われているように感じます。

会社の人事システムも含め、世間全体でジジババはお荷物みたいな雰囲気が漂っていると思うんですよね。

…このおじさんの体験談を読んでいると、生きづらいなぁ…と感じるし、胸が痛い。

そんな中、追い出し部屋(今は色々厳しいので露骨なのはなさそうだけど)や早期退職制度とか実施されれば、あまり抵抗せずに応じる人が一定数いるのも分かる気がする…

もしくは、最初はやる気に満ちていたおじさんも、朱に交われば赤くなるという感じで諦観の目をしたおじさんカテゴリーに入っていく…のかも。

話は少々変わりまして。ここからは私の思ったことを多めに入れて、ダラダラと話します。


昔は…
「今まで滅私奉公をスローガンに、企業の為一生懸命働いてきた労働者を何だと思っている!」
と、おじさんを冷遇する企業批判の方がかなり強かったイメージ。例に挙げればリーマンショック時代等。



今は…
「企業も改革で大変。会社がなくなったら元も子もないんだから、おじさんおばさんももっと頑張って貰わなきゃ!」
そのような意見も勢いを増しているイメージです。

ここで私の実体験を入れるのですが、確かにそう思っちゃう出来事もあるんです、結構。

私も過去、50代以上のおじさん(再雇用組も含む)と一緒に働いたことがありますが…

「俺、そんなに給料貰っていないからこの仕事やってよ!」

「これは俺の仕事じゃないでしょー?」


「いやいや俺、もう正社員じゃないからさー」【再雇用の人】

本気にしろ冗談にしろ、聞きたくないし、笑えない。
大小の差はあれど、少なからず被害を受けてきた方はいらっしゃるはず。

もちろんこんな人はごく一部なのは頭では分かっています。
ですが、やっぱり嫌な気持ちになった思い出は強く残るし、鮮明にふと思い出してしまうんですよね…

だからこそ、50代以上の人はヤベーと思う人が多くなるのかもしれない。
そしてその空気が職場、会社全体で伝染すると、言わずもがな。

ある意味、社会全体でいわゆる『働かないおじさん』を製造していると言えるかもしれない。

このプレジデントオンラインの記事にもあるように対処法としては…
『身近な人間を大切にする』


自分が座る席の周囲でペンの貸し借りが気軽に出来たり、ちょっとした雑談やお菓子のやり取りがあったり。本当に些細なことでも、人間なので心に響く。

『長年会社に尽力してやった俺が、この会社を変えてやる!』(これは役員クラスの仕事)
と唐突に大義を掲げて周りから煙たがれ、下手すれば嫌悪され排除される末路を辿る未来ももちろんあります。あくまで可能性の1つとしですが。

そうならず、会社に気持ちよく居る為に大事なのは、案外基本的なことなのかもしれないですね。
それこそ新入社員時代に教わった礼儀・マナーや、若い頃に振りまいた愛嬌だとか…
何て、テキトーに語る私(;´∀`)

少々、話が変わりますが…

『働かないおじさん』と言えば、おすすめしたい本が一冊。
その名もズバリ、「働かないおじさん問題」のトリセツです。
この問題に真正面から向き合い、客観的・理性的に分析。
そして『トリセツ』の名に恥じない、ただの問題提起の放り投げとは違う奥深い内容。

(なるほど…複雑な要因やケースがあるんだな…)
と理解した分だけ少し前向きになれるし、対策も当事者である本人だけではなく、周囲用(人事・上司・同僚向け)もあって、ガッツリボリュームのある中身となっています。

面白い…と言うよりも、興味深く納得しながら読める本です。
よろしければ、是非ご一読を!!



長文語りに最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

これをお読みの方は、男女、様々な年代や経歴の持ち主がいらっしゃると思います。
あなたはどうお考えになるでしょうか?
そのきっかけになれば幸いです。

コメント

  1. 永谷園 より:

    人種、性別、国籍、年齢、問わず、どのような属性でもク〇みたいな人間はク〇ですし、良い人間は良い人間です。
    プレジデント自体、「本当の富裕層は高級車に乗らない」みたいな特集の次のページにアウディの広告で失笑した記憶が御座います。
    取引先の中国人の曰くアウディは腐敗の象徴アルねっていってましたw 

    • ある より:

      確かにその通り。恵まれていようがなかろうが、そしてどんな条件、境遇であろうと肥溜めのような人はいます(表現が汚くてすみません…)
      そして逆も然りだと思います。
      ただ『そのような傾向が強い』とか分かりやすいデータを大衆は求め、そのデータで私も含めて大衆は道化のように踊らされているかも…なんて思ったり。
      私もプレジデントに限らず色々な記事を見て、『矛盾してね?』と噴き出すことが多々あります。
      しかし、様々な意見や世の中の論調に触れるのにはいいかなと思い、拝見していたりします。

      …ちなみに、アウディ、メチャ高ですね(;´Д`)カエナイヨ…

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