避難訓練のビル降下を拒否した話

避難訓練は、皆様も幼い頃から学校等を中心に行ってきたと思います。
もちろん、お住まいの地域や団体の方針によって頻度や本気度は違います。


何となーく事前にこの日に避難訓練やるよー、と予告されて…当日訓練用のアナウンスが流れたら体育館等に集合とかもあれば…


訓練は本番同様!!逃走ルートというか、避難ルートはこのように決まっていて、防災グッズはこれは最低限持ってなくてはいけない!というのが頭に叩き込まれている、○○部隊のような地域や団体もあるかと思います。



私は学生時代は確実に前者で、真剣味があまりなく、比較的緩かったです。
防災的には完璧に舐めている感じですね…(;´∀`)

社会人になってからも、こういった避難訓練はあったんですよ。
まぁ、建物で『勉強』『仕事』に変わっただけなので、当然と言えば当然ではありますね。

さて、私が20代当時、ビルの上階に出勤していた時のことです。
ある日、職場の皆で避難訓練の事前の打ち合わせをしていました。

上司「あるさん(私)避難訓練の1つを、代表でやってくれないか?」


私「………!?」


上司「ビルから下りるヤツを…」


私「え…」


もうその時点で断る気満々だったので、詳しい内容は覚えていないのですが
『白いロープみたいなのを体に巻いてビルの下へ降下する訓練』
だったと思います(ウロ覚え)
もちろん、しっかりとしたそれ専用の器具(?)とか、一緒に付いてくれる人がいるんだろうけど…

無理無理無理無理無理……………!!!


ソフトなバンジー(ジャンプ)と変わらんやんけ!!嫌だ、怖い…



私「私、出来ません」


上司「…うーん…」


どうやら若手(当時)に頼みたかったようで、戸惑うような…迷う素振りをする男性。


私「もし、やることに決まったら、当日私は休みます(キリッ)」


あんまり仕事を断る時は、強い言葉選びや口調はしないように心がけてはいたのですが、この時ばかりは(^▽^;)

強気でいかないと、なし崩しに引き受けさせられてしまうよ?と、私の心の水晶が訴えていました。なので、奮起!

上司「そうか。うーん…」


頭を悩ます上司。折れない私。
職場の皆のお話合いの末、私より10歳ほど上の姉御肌の女性が結果的に引き受けてくれることに…

ごめんなさい、どうしても私、高いビルから身を乗り出すのは震えてしまいます…
多分、体中の汗腺から汗が噴き出るくらいヤヴァイ(-_-;)…というか、それで済めばまだマシかもしれん。
100万円積まれても、私は断固拒否!!

皆様も苦手なことやもの、1つや2つや3つはあるかと思います。
時には『NO!!』とはっきり断ることは、精神の衛生上必要だとこの一件で私は強く実感しました。
図らずも断るエネルギーと勇気を全力で出す経験が出来たぜ…(^^;)



あのままロープに吊られていたら、きっと…
私も周囲も、きっと阿鼻叫喚だったであろう…( ;∀;)

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