職場の人間関係が図らずもドライに…しかし意外な人物が!?

以前勤めていた会社でのお話です。
当時、職場の仲間からかなりの確率で煙たがられていた人がいらっしゃいました。



その人に異動命令が出て、その職場から転出するとなった時…
「さんっざん、ここ(職場)を引っかき回して行きやがった(やっとお荷物がいなくなるな。せいせいする)」
と苦虫を嚙み潰したような顔で、ベテラン男性に言わしめるほど。

ちなみにその当時40代くらいだった女性です。


彼女は、私がその職場に着任する前にどうやら入社して数年の若手(20代)をイビっていたようで…
とはいえ、本人に自覚があったかどうかは定かではありません。

ですがその若手の心に深い傷を負わせた事実はあり、加害者と被害者である2人の接点を出来るだけなくす為にお互いに別の仕事、それに伴い離れた席の配置に。
上司を始めとして、周りが色々と配慮してくれたんでしょうね。
話を伝え聞いた私でも、その温かな思いを感じるほど。

当然ながら、新たにその女性と同じ仕事をやることになった人には、災難極まれりかもしれないだろうけど…

ちなみにこちらの職場は、私が人事異動で潰れた時の職場でもあります。

以前のブログで書いた、謎の人事異動の時ですね。

読んでいただければ何となく伝わるかもしれませんが、この時かなり私自身は参っていました。
仕事もなかなか覚えられないし出来ないし、空振りもするし、だから周りの人間関係も微妙だし…
芋づる式で、お昼も食べられなかったり、不規則な時間だったりの日々。
昼食時間が職場の仲間と完全にズレて、1人で食堂を独占している日もありましたね。
それが嫌でも繰り返されるものだから、負の連鎖。


…本当、自分で意図せずも、ドライな人間関係を続けていたという謎の自負があります(;´∀`)

当時は一応20代で、その職場ではペーペーのダメ人員な私を大体イビリターゲットにするような気がしますが(反抗される率が低いから)意外にもその女性からは、そのようなことはなかったですね。

それどころか、気さく。
なぜか姉御的な感じで接してくれましたね。
「その色(事務用品)いいじゃん。アタシ好き」
「ペン、貸して~」
とか。

↓俗に言う、サバサバして明るい感じが歩いているような人。

話は変わって、某日の良く知らない誰かの歓送迎会。

宴会の席なので、一応気を遣って話しかけてくれた人もいますが、私は当時ほぼほぼ心を閉ざしていたので話はまるで盛り上がらず。
腫れ物を触っちまったらヤベェ…みたいな感じで、自然と人が遠ざかっていきました。
当然すぐに食事だけを口に運ぶマシーンと化した私。


栄養摂取。水分摂取…それ以外は…無。
(仕事だけで精一杯だし…疲れたよ。正直こんな会どうでもいいし、もう帰りたい…)
場が持たず、トイレに行く感じで部屋から脱出して、だましだまし会に居座り続ける私。
謎の変なプライドが胸の中にあって、途中で帰る=負け犬になっちゃう!それは嫌!みたいな意固地さがあったんですよね…

(はぁ。こんなに時計の針の進みが遅いなんてなぁ…)
自分から積極的に話に行こう!混ざろう!とか、そんなん余力がある程度ないと無理です。
それを強く実感したのが、この職場。
孤独という闇が私にいつもまとわりついて、べったり剥がれないようなそんな気分でした。

私自身が透明人間になったような…居たたまれない精神状態の私は、歓送迎会が終わるとそそくさと退場。
自分史上最速で、宴会部屋から出たと思います。
この空気から一刻も早く脱出したいと。

(あー、とにかく外の空気を吸いたい…)
そんな一心でしたね。



すると…件のサバサバとした女性が声を掛けてきました。
「大丈夫?」
「気を付けて帰ってね」

良くも悪くもさっぱりした人なので、嫌みな感じや先輩風のような空気は感じませんでした。
「…大丈夫です」
多分こんな感じの一言を残し、私は帰路へ。

この人は、確かに職場の人のかなりの数に煙たがられています。
せっかちで勘違いも多いし、気分屋なところもあります。


しかし、私にとってはこの時に心配してくれた言葉や態度が一番印象に残っているんですよね。


この時、私は確かに心が若干救われた。それは事実だから。

別にこの人が本当は良い人だ、と言うつもりはありません。
しかし、職場の人達から敬遠されているからといって、その人の全てが『悪い』訳ではないのも確かで。


以前若い人をイビっている現場を私は見たことがなく、人づてに聞いただけ。
件の女性はもちろん、相手方の若い人のことも良く知らないまま私自身は1年ほどでこの職場から離脱しましたし、詳しいことは分からずじまい。
ただただ、聞きかじった情報と薄い個人情報だけで分かった気になるのは傲慢とすら言えるのかも…


なので、人からの噂は参考程度。
あくまで自分が主体でその人と接して、出来るだけ色眼鏡を掛けないようにしたいなーと思った出来事でした。

『あの人は、ドライな性格だから』
『アイツは、プライベートな話はしないから』

とあなたが思っているその人物は、実はかつての私のように余裕がなくもがいていたり、半ば疲れ切っているだけなのかも…しれません。



まとまらない適当なことを言い捨てて、今回は終わりますm(__)m

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