飲食店は動線(読んで字のごとく、人が動く線)が大事だとよく言われます。
短期的には売上に影響しなくても、長期的に見たら結構売上に影響するのかもしれないな…とぼんやり思います。
リアルな口コミ、辛口な口コミも増えるでしょうしね。
さて、動線のお話。
店員さんとお客様。
店員さん同士。
お客様同士。
なるべく『ぶつかり稽古』(未遂も含む)を避け、スムーズに人が流れるように動線を構築するのが大事です。
「いらっしゃいませ~」
(どうも~)
お客様が入口から入ってきて、案内されて席に着席。
「あ、ゴメン。ちょっと席外すね」
滞在中は時折トイレに行く可能性もある。
食事を一通り終えたら、お会計をしにレジへ。
「ごちそうさまでした」
そして帰って行くという流れ。
かたや…
「お水をお持ちします」
「お料理をお運び致します」
店員さんも、もちろんサービスをする為に色々と動きがあります。
~一応、動線の理想を羅列してみます~
①店舗設計がきちんとしている(人が通るところの幅が十分にある等)
②動線が交差しないようにしてある(なるべく人がすれ違わないようにする)
③動線を短くしてある(なるべく長い距離を歩かせない)
まぁ、絵に描いた餅のような理想ですね。
完璧な飲食店は、そうそうないかもしれません。
私の実体験をお話すると…
『お店のレジ周辺が人で大渋滞』がありました。
当時の私は、食事を済ませて会計処理をする為にレジの前に立っていたのですが…
年輩の女性「あの…トイレに行きたいので、通らせて下さい」
と言われた私。
私「あ、すみません」
ひょいっと避けた私。
しばらくして…トイレから出てきた年輩の女性が。
年輩の女性「通りたいんですけど!!どっちかに避けてくれる?」
チッ、オメーまだレジにいたのかよ?とでも言わんばかりの表情と口調。
私「すみません」
(そんなにイラつかなくてもいいのに…お会計の最中なんだけどなぁ…)
内心モヤモヤしていました。もちろん、内心だけ。
…この女性の態度もちょっとアレなんですけど、それより動線がちょっと問題でした。
それが元で、店員さんもあたふたしている部分もありましたし。
こちらのお店は予約のお客様も多いのですが、行き当たりばったりの待機組も結構多いお店。
一応、待機する場所はあります。
しかし、特に別室みたいな場所はなくレジの前あたりにいくつか置かれた椅子に座るだけ。
当然椅子に座れないで立って待つ人もいて、溢れ返っていました。
オマケに、レジの隣がトイレになっています。
お客様は、当然ながらレジ前の通路を通ってトイレに辿り着きます。
無論レジは、お客様をご案内&お会計の業務がありますので人が集まります。
人が集中するんですよね。必然的に。
もし、別室か少し離れたところに待機所を作っていたら?
もし、トイレをレジ横にせず、客席の奥あたりに設置していたら?
そもそももう少し通路の幅が広かったら?
全て『タラレバ』ですが、せっかくいいお店なのに台無し…とまではいかないけど、ちょっとモヤモヤしてお店を後にする方も発生しそう。
もったいないことだ。
皆様は、そんな経験ございますか?
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