人事異動の希望は通らないこと多し

私は新卒で前職の会社に、事務職として潜りこみました。
前段階として2年制の専門学校では、事務の王道資格、経理の代表資格である『簿記』を取りました。
資格取得の為だけの学校…というと語弊がありますが、専門学校であるが故に、当然欲しい資格をゲットすることが最大の目的。



無事に簿記資格は取って専門学校を卒業出来て、会社に就職。
勉強した簿記の資格や知識はほとんど使わない状態でしたが
(まぁ、こんなもんだよな…)
と、最初は思っていました。
世の中には様々な事務がありますしね。
経理も総務も人事も…そして営業さんのサポートをする営業事務も存在します。
何なら広報等も広い意味では事務と言える、のかもしれない。



しかし勤続数年となった20代のある時、私は思います。
(この事務は他の会社では役に立たないよね?他の会社でも通用する力が欲しい)
定期的に私の会社には面談の機会や、仕事に関連した希望や悩みを書面にて提出する機会があります。
私は書面にて『○○が出来る部署に異動したい』と仕事内容も具体的に出して希望しました。
前述の経緯で、せっかく『簿記資格』があるのでそれを生かせるところが良いな、と。
つまり経理関係や、それに近い経験が出来るところですね。

でも跳ね除けられます。


何度も、跳ね除けられます。


…そしてある時、私に『人事異動』が発せられました。
内示という親切なシステムはありませんから、不意打ち。

全く微塵も希望していない部署へ異動しろ、と。

一緒に働いたことのある厳しいストイックな女性の先輩にすら
『大変なところだよ。頑張ってね』
と気の毒そうに言わしめる部署。




詳しく書くと、長編小説並みのボリュームになってしまいそうなので割愛しますが、多忙&ギスギスしたところとだけお伝えします。

…まぁ、結果として潰れましたね、私。

その部署には何とか1年くらいはいましたが、もしも今、給料を3倍払うから来て!と言われたとしても拒否したい場所ですね。
…というか、正直その建物を目に入れたくないくらい(^^;)
視界に入るだけで、動悸・息切れ・胃のもたれ…めま(以下略)



なんでこうなったのか分からないのですが、下種の勘繰りだと…

『20代の世間知らずのぺーぺーがいっちょ前に人事に希望を出すだと!?』

もう少し育った人材や年功のある30代~40代だったらあるいは希望を聞いてくれた可能性もある?


『会社という組織の厳しさを思い知らせてやるか…イヒヒヒヒ。悪夢の部署へごあんなーい』


完璧に歪んだ被害妄想だと言われても構いませんぜ(;´∀`)
だって、そう思っちゃったんですもの、仕方ないですよ…

『会社の人事異動に異を唱えるなんて、我儘じゃないか?』


『社畜とは、そーゆーもんよ。珍しくないね』


そういうご意見も多数でしょう。
でも、どうしてもこの人事異動を私自身の適性とか成長の為とか…好意的には捉えられなかったんですよね。
そんな大海のような仏心があれば、別のチャンスや突破口が見つけられたのかもですが…(-_-;)
全てはもう『タラレバ』の話に過ぎません。



私がその時学んだのは、むやみやたらと『人事異動希望』を出すのはよろしくないこと。
前述で少し触れた本人の能力や経歴以外で人事異動を左右するものを考えてみると…
縁故就職、学閥(学歴…大卒以上等)取引先の社長令嬢何でもいいですが、そういう繋がりや…
なければ日本人お得意の『根回し』とか『親密度』そういうのが何かしら必要なのかも…と感じます。

人気のある部署やスキルが身に付く部署なら尚更。
同じ未経験者にやらせるのなら、どうしてもそういう要素は拭えないのではと想像・妄想してしまいます。

人事異動において、若い勢いや勇み足で失敗することは、長く平穏無事に過ごしたい人にはあまりにもリスクが大きいです。

私の失敗談で恐縮ですが、是非ご自分の状況やキャラクター等を冷静に判断して行動に移すことをおすすめ致しますm(__)m


ただ…


『お金を貯める為に〇年だけ期間限定で割り切って頑張る!』


『セミリタイア(完全リタイア)したいから、そんなキャリアアップは望まない』


そういう方は、そもそもあえて会社で余計なエネルギーを使わなくても良いかもしれませんね。








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