『「女子ボス」のトリセツ』が面白かった!

唐突ですが…カラフルでポップな表紙に惹かれて、この本を手に取りました!

その名も『「女子ボス」のトリセツ』と言うでござんす。

こんなゆるーい雰囲気の表紙なのに、中身はかなり鋭い分析&濃ゆい内容となっております。
「どうせ、女性のよくあるグダグダ愚痴話の垂れ流しやろ?」
そんなんネットにいくらでも溢れ返っているわい!と思っている方には少し意外な内容かもしれません。

ちなみにですが先に言っておくと…分析がメイン。
ぶっちゃけ女子ボスの取り扱い説明書部分の比率は、それほど多くはないです。

対処法としては…
「あんまりボスと関わらないようにしよーぜ!」
「自分の気の持ちようで何とかしのごうよ!」
「とりあえず観察しとこ!」

みたいな感じです。

「ありきたりやんか!」
とツッコミを入れたくなるかもしれませんが、際どさ爆発のトリッキーで特殊な対処法を書いてもアレなんだろうなぁ。
そう…恐らく大人の事情ってヤツで。
そういう個性的な対処法って実行出来る人を選ぶだろうし、例え実行したとしても特殊ゆえに失敗するリスクも高いだろうから。

個人的には…
「ボスを買収(お金とは限らない)して裏から操る」
とか面白いなーと思うんですけど、誰でも!は出来ないだろうし恐らく私も出来ない(^^;)

話を戻しまして、分析ですよ…分析!!

事例がたっぷりと収録。

私は特に【勤続30年パート界の重鎮】が刺さりましたね…こうグサッと。

↓30年もいれば、人によってはこうなってしまうのだろう。人によっては。

こういうパートの女帝は、男性女性問わずに手を焼いたご経験がある方は多いのではないでしょうか?
「うわー、ありえそうな展開」
「てか、まんま俺の職場やんけ!」

みたいな感じ。

↓でも1番怖いのは、一見『いかにも』な雰囲気がない方。

…個人的意見ではありますが、実際そちらの方が恐ろしや。
だって、知らぬ間に皆と仲良く(またの名を勢力拡大)なっていて、実効支配してるんだもの。
自分自身がその方の敵か邪魔な存在ではないうちはいいけど、そうなった時がメッチャ怖いじゃないですか(-_-)
目立たぬ参謀的なポジションでなまじ世渡りが上手な分、少なくとも表面上は敵が少なそうだから。
なんて思ってしまうのは、きっと私が臆病だからだろうな…うん。

最後に本の内容を少しだけ。
女子には…
『表向きの社会的ヒエラルキー』とは別のヒエラルキーが存在。
それは、自分の存在そのものを認められてそれを評価して貰えると幸せという『存在実感型』からくるもの。


これって、まさしくそうだなと思います。
仕事がある程度ポンコツでも、皆に別の何か(例えば気遣いだったり癒しだったり、ちょっとしたお菓子だったり)を提供して居場所を確保したりするのって、男性でやる人は案外少ないかもしれない。

『「女子ボス」のトリセツ』は、【女子ボスが生まれやすい組織、4つの特徴】等、他にも分析めじろ押し。
「え?こんなに、突き詰めるの?」
と、思わず呟いてしまうほどの力作だと思うので、機会があれば是非読んでみて下さい!

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