会社の経費削減に苦戦した話

事務職で勤めていると、備品管理を任されたりすることがあります。
私もその任に着いていたことがありますが、結構面倒くさかった思い出が。

管理と言っても、事務用品が無くなりそうになったら注文して、品物が届いたら業者から受け取って所定の位置に置き、補充…というのを繰り返すのがメイン。
これだけなら、事務用品の種類が多くてもそれほど負担にはなりません。

しかし、この係を拝命すると必ずあったのが、経費削減についての上司とのやり取り。
一応、数社のカタログを見比べて安いモノを買うということは担当者としてやっていました。

ですが、私の勤め先では何かを注文する前に上司に注文書を見せて、お伺いを立てるシステムがあったんですよね。
…これ自体は、まぁ仕方ありません。
万が一変なものを会社の経費で買われたら困るでしょうし…
ただ、それだけではなくて
「これはこんなに必要なのか?」
「○○(例えばボールペン、消しゴム、のりとか)は、何種類もあるが、1種類に統一出来ないのか?」
「もっと安いところはないのか?」

という具合にダメ出しやら、問いかけやらが頻繁に起こっていました。
一通り話を聞き終えると大抵は終わるのですが、地味にストレス。

「ちょっといいか?」

と不意に呼ばれることもしばしば。

自分の仕事を強制的に中断されて、時間を割かせられるのは正直苦痛(;´∀`)

例えばですけど、営業職と内部の事務職では求める文房具が違うと思うんですよ。


営業職はなるべく携帯性に優れ、モタモタしないスマートなものが欲しい。


事務職は外に持ち出す訳ではないから、たっぷりお得サイズですぐに終わらないものが欲しい。



ざっくり職種で分けても、考えが違います。

仲間内の事務職だけでさえ起こります。

「○○の仕事だと、これが一番使いやすいんだそうです。なのでこの文房具の種類がたくさんあります」
それぞれの係で、使いやすい&使いたい文房具の種類が異なったりすることは多いです。
その現場の声を上司に私から言ったりするのですが
「うーん、でも…ちょっとなー」
上司はその係の人には直接言いづらく、私を介して意見を伝えていました。
当然その係の人から、苦情に近い文句を言われるのは私な訳で…
「ないと困るんだけど…」
「この種類の文房具じゃないと仕事が進まないんだよ」

じゃあ直接上司に言ってくれ。
そして上司も直接現場の声を聞いてくれ、私ヅテではなく、と思ってました。



私がお互いの伝書鳩を続けていても埒が明かなかったので、最後には現場の係VS上司直接対決という構図に結局なってましたけどね…
最終的に現場の係に軍配が上がってたな…(;^ω^)


今思うと、面倒な押し問答&時間。
この時間こそ経費の無駄(人件費の無駄)のような気がするのは私だけだろうか。

経費削減に関するこのようなやり取りに時間と気力を奪われたのは、今や懐かしき思い出。


事務職は、基本的にお客様と対面応対はあまりなくて良いと言われます。
しかし、内々の人間関係が絡み合った些細な諍いのようなものに翻弄されやすいのもまた、事務職なのではないかなと思います。



まとまらないお話にお付き合い、ありがとうございました!


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