福利厚生の現状。理想と現実のギャップ。

入社する会社を選ぶ時に重要なポイントは?
その1つに『福利厚生』が入っているという方は多いでしょう。
若いうちは…いや歳を取っても仕事をバリバリする予定だから、休んじゃいられない」
という出世街道まっしぐら猛進タイプの人ならまだしも、ごく一般的な感覚では。



それに加え、昨今の雇用不安定具合。
基本的に真面目に頑張るつもりだけど、滅私奉公まではちょっと…という心境の方も老若男女問わず増えているような気がしています。
その点では、プライベートを大事に出来る福利厚生に力を入れている会社は、やはり魅力的。

良く、求人情報を見ると…
福利厚生充実!


出産・育児休暇あり!


記念日・リフレッシュ休暇あり!


時短勤務OK!

等々、素敵な字面が並んでいたりします。

あれって、どの程度現実的に取得出来るものなんだろう?とふと考えます。

勤続〇年が条件とか、無遅刻無欠席が条件とか、厳しいハードルが設けられていたりして…
やはり何より、年功がモノを言いそうではある…

いやいや、そんな生易しいものではなく、ただのお飾り文句という可能性だってある…


「記念日休暇?ナニソレ?毎日が仕事記念日よ♪」
「リフレッシュ休暇?アァン?目の前の仕事でまずリフレッシュしよーぜ♪」
なーんて、真顔で言われたりして。

ところで、私の前職ではこのご時勢では何ら珍しくもない時短勤務の制度がありました。

私と少々交流のあった女性が、お子さんがいる都合で時短勤務を申請しようと思い立った時があります。
「〇×の場所ならいいよ」
人事を司る上の方からの返答。
提示された新たな勤務地、そこはその女性にとって自宅から遠く、朝の出勤時間が遅めになる時短にしても、通勤時間が今までの勤務地以上にかなり掛かる為に、結局は家から出る時間はあまり変わらない模様。

つまりは、時短のメリットは何にもなし。
諦めざるを得ないことに。

時短云々以外も、彼女が会社の人間関係であまり上手くいかない話をちらほら。


彼女はその後、すぐにではないですが辞めました。


上記の理由ズバリ直球では、辞めていません。
本音と建て前は使い分ける方が楽。
…自分の中に煮えたぎるドロドロの感情に目を瞑れば。

私の推察に過ぎないけれど、色々な積み重ね、チリツモで辞めることにしたんだろうな…

あまり余裕のない会社(社員数を含む、様々な意味で)は、いくら会社アピールや紹介文で
『福利厚生、ココが充実!安心して勤められる職場です(^^)』
と言っても…実際に社員に提供出来なければ、所詮は絵に描いた餅ですね…

当たり前ですが、実際に入社してみないと実情は分からないものです。
やはり、先に入社した(もしくはかつて勤めていて退職した)人の情報を得るのが一番か。


「それが出来たら、苦労しないんだよ!」
…確かにその通り。

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