車の借金を抱えて、社会人スタートした話。

大げさなタイトルで失礼します。
まぁ、いわゆる『親ローン』(親が最初に車の代金を一括で払ってくれて、後に私が働いて少しずつ親に返済していくシステム)というヤツですね。

軽自動車でお値段大体100万円くらいでしたね。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、昔は今よりは安かったんですよ、軽自動車。
今はこのお値段で買える軽って選択肢が限られていてあんまりないと思う…世知辛い。


ただ、親心として代金の半分は出してくれる(免除してくれる)…ということだったので、最終的におよそ50万くらいの返済プラン。
と言っても、金利や借用書とか作らないゆるーいものです。


運よくボーナスが出た時にドカッと返したりして、確か完済まで3年は掛からなかった気がする…

しかしいくら親にとはいえ『借金』は気分のいいものじゃないですね。

私は他に『国民年金保険料の学生納付特例制度』も使っていたので、このお金も貯めて納めなきゃいけない…というのもいつも頭の隅にありました。(今は追納済)



ただ、この追納(保険料の後払い)保険料が高くなることはあれど、安くなることはないんです。
「猶予期間あげたんだから、その分と言っちゃアレだけど当時よりは少し上乗せして払ってくれよ!」
って感じ。
もし、ご家庭が経済的に余裕がある場合や、親が払ってくれる意思があるのなら、チャチャっと払った方がお得です。



私の家はというと…お金に関してはシビアな考え(まぁ、全部私自身に帰属するものなんだから当然ですね(;´∀`))なので、言い回しが乱暴ですが自分のケツは自分で…という方針でしたね。

「国民年金保険料は仕方ないけど、車なんて高級品は新社会人にはいらないんじゃね?」
無理して買わなくても良かったのに…というご意見も当然あると思います。

そうですね。都会であればそう出来たのですが…田舎だと車がないと不便であると同時に…
「え?車ないの?マジ?」
って雰囲気なんですよね。実際職場の人の車所有率は限りなく100%に近かったです。
このようなある種の同調圧力を跳ねのける精神が、ハタチそこそこの若造の自分にはなかった(>_<)


このように、親に対してとはいえ借金を背負っての社会人スタートとなった私。


こちらの記事(学歴どこからどこまで必要か?)でも少し触れているように、私は奨学金という名の借金が嫌で大学に行かなかったぐらい借金が嫌。
大学への強い憧憬や動機があれば入学したかもしれませんが、私にはそこまでの情熱はなかったんですよね。

さて、話は戻りまして。
借金が嫌であっても、どうしてもこの2つの義務からは逃れられなかった…

しかーし、もしこれに大学4年間分の『奨学金』が加算されていたとしたら…考えるだけでゾッとします。
無理無理無理…無理ですよ!
月給十数万のその辺の事務員にゃ、分不相応。過ぎたる借金ッスよ…
それを考えれば、まだマシだったのかもしれない。


これをお読みの皆様にお若い方がどのくらいいらっしゃるか分かりませんが、世間や何となくの見栄に流されることなく、自分の一大決心をして欲しい…そう思います。

コメント

  1. 永谷園 より:

    地方だと車無しは変人扱いで免許無しなんて犯罪者扱いですからね。
    私の初めての車は身内からタダで貰った12年落ちの15万キロの超ダサいボロ車でした。
    その後、経済的に余裕が出来て高級外車からオープンカーまで色々乗りましたが、
    一番楽しい思い出があるのが最初のボロ車ですね(遠い目)

    • ある より:

      まさにそうなんですよね…
      車無しを通り越して車の免許無しまでいくと、変態か珍獣扱い(大げさではなく)で、犯罪者のようで非常に居心地が悪い(-_-;)
      人生初の車はやはり思い出深いですよね!動く素敵な自分の固有スペースというか城のようなワクワク感がありました。
      今思えば、もっと初代車を大事に乗れば良かったなぁ…(遠い目)

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