『こづかい万歳』が面白い。気持ち悪いと思う方もいると思うが…

少ないこづかいをあの手この手で楽しみ尽くす…そんな漫画が『定額制夫のこづかい万歳』という作品。


※既に複数巻、世に出ています。

以前私のブログでも、ほんのチラッとご紹介したことがあります(詳しくはファミレスひとりモーニングのすすめ参照)

アウトドア・アクティブな趣味の方、インドア気質の方、様々なおじさん(あえてこう言う)が登場してバラエティー豊か。

試しに…YouTubeにある『コミックDAYSチャンネル』にて『こづかい万歳』【ボイスコミック】がいくつかあるので視聴してみて下さい。(削除されていなければ、無料で見られるはず…)

どれも精鋭揃いですが、特にその中の『ステーションバー』漫画では2巻に収録)を自主開催している男性話が衝撃的&シュール。一歩間違えれば…変態スレスレというかギリギリを攻めているなぁ…
内容については、あえて詳しく語りません。
百聞は一見に如かずと言うので、是非あなたの目と脳で見て欲しい。

さて…
こちらの漫画には色々なお話が詰まっていますが…一貫しているのは、悲壮感が漂わない&漂わせない感じに描かれている点。

『おこづかい』…それは世の男性(女性)の希望。そして最大の苦悩…

時には目を背けたくなる話題ですが、そこにあえて深く切り込んで行く猛者とも言える漫画。

トップバッターは、この漫画の作者夫婦のお話。
おこづかいでお菓子を吟味する様子は楽しそうで何より。
スナックも甘いお菓子も皆大好きな作者さん。幸せオーラ全開の顔が実に良い感じ。
タバコもお酒も嗜まないことを思えば、低コストで楽しめるのは素敵なのかも。
ところが、夫婦間での考え方の違いから予想外の『おこづかい』からの出費にやきもき。
漫画家業ならではの悩みも交えながら『おこづかい』の行方を詳細に追って行きます。

作者さんのご家庭の話が終わったら、別のご家庭の『おこづかい事情』を描いていくのですが、これがまた面白い。

ポイントを貯めたり、業務スーパーをうまく利用したり…

ポイ活している方にとっては非常にタメになる、ポンタマスターさんが登場したり…

愛情深いバイク乗りさんの渋い背中が眩しかったり…

こづかいバトルゲームを開催しているご家庭があったり…

本当、他人のお金の使い方(節約の仕方)は参考になるなぁ…としみじみ思います。
家庭ごとのルールって、なぜか野次馬したくなりませんか?私はなります(;´∀`)

人によっては、特定の『おこづかいルール』を…

「うお、気持ち悪…」
「家族を養っているのに、げに憐れなり」
「そんな好き好んで修行僧みたいな生活出来ねぇ…貧困を絶賛しているみたいでアレだわ」

という感想を持つ方もいるかもしれません。というか一定数必ずいると思います。

しかし、この方々…苦悩・苦行の中にも幸せ(そうな)な感じも滲みます。

結局のところ、読み手側がどう受け取るかに尽きますね。

私自身は、独身の身の上ではありますが『節約』という面では見習うべき点も多いし、何よりも娯楽という点ではとても楽しい時間を頂きました。


『定額制夫のこづかい万歳』是非、ご興味がありましたらお手に取ってみて下さい。

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