某日の日中。
私がお店の駐車場に車を停めて、車から出た瞬間。
おばあさん「すみません。時間を教えてくれませんか？」
老人ホームに入っていてもおかしくないくらい高齢のおばあさんが私に声を掛けてきました。
すぐ近くにはバス停が見えて、待機している様子でした。
私「あ、はい。ちょっと待って下さい」
カバンの中に入っているスマホをガサゴソ漁る私。
おばあさん「急いでてスマホ忘れちゃってねぇ…」
困り顔の彼女。
私「今は〇時〇分です」
おばあさん「そうかい、ありがとう。後15分かぁ…」
一応私もバス停の時刻表を見たのですが、普段バスはほとんど乗らないので時刻表の見方がおぼつかず。
結局おばあさんに教えてもらう有様。カッコ悪(;´∀｀)
おばあさん「バス待ってるんだけどねぇ。杖もないし、座っていようと思って…」
よっこいしょと地べたに座るおばあさん。
私「ここ、ベンチないんですね…」
雨風しのげる建物とまでとは言わないけど、ベンチの1つくらいあってもいいのに…と思う私。
ちなみに別にド田舎でもない地域です。
どうやら私に時間を聞いたのは、バスが来る直前までは地べたに座って休んで、バスが来る頃になったら立って待つ算段をしているようでした。
漫然と地べたに座っていたら、バスの運転手がバス停で待つお客様（おばあさん）を見逃してしまう可能性があるからです。
私の言葉を受け取ったのかは分かりませんが…
おばあさん「踏んだり蹴ったりでやんなっちゃう…」
とぼやきつつ、最後は…
おばあさん「ありがとう」
と言って頂き、私はその場を去りました。
それにしても…マジでここは自家用車前提の街作りというか、何というか。
車＝ステータスではなくて、私のように車＝日常の地域にお住まいの方は共感して頂けるのではないでしょうか？
これじゃあ、高齢者が免許の返納を渋るのも分かる気がする。
不便過ぎるし、辛すぎる。
まさか、レジャーシートや新聞紙を敷いてバスを待つのは微妙過ぎるし…
バスの利便性向上もして欲しいところですが、高齢者の買い出し専用のタクシーみたいなのもたくさん走らせればいいのにな…（私が存在を知らないだけかもしれないけど）
皆様の地域はどうでしょうか？
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