車のぬかるみ脱出方法。ご近所のご助力により。

ダメ元で保険会社に電話し保険適用は無理だと分かった、翌日。
詳しくは前回の車がぬかるみにハマる…ダメ元で保険会社に聞いてみるが…にて。


午後、母から私に連絡が。
どうやら父が、軽トラをぬかるみから脱出させようと奮闘しているらしい。木とか使って。

その辺を通りかかる数人を捕まえて、トラックを後ろから押してもらおうかな…とか冗談だか本気だか半ばヤケクソなことを言っているっぽい。
相当参っている様子。

事情を聞いて、私は現地へ車を走らせました。

(父と母、そして私の3人がいれば、トラックを後ろから激押しすれば何とかなるんじゃない?)
と軽く考えていました。

↓現地。

昨日の夕方に見に行った時は、自分の車に乗ったままの状態でしかも薄闇で見たからこんな酷い状態だとは思わなかった…

誤算。

ぬかるみという言葉だと、到底生易しい表現。
池?沼?にどっぷり沈んでおられる軽トラちゃん。

↓特に後ろのタイヤが。

これじゃあ、タイヤが回転すらしないんじゃないか?

↓ちなみに軽トラの周辺はこんな感じです。ええ、水棲生物がたくさんいそうな状態。

運動靴だった私は、靴下ごと靴を脱いで裸足になり参戦。
裸足で泥に足を突っ込むなんて、記憶にないくらい昔だぜ…童心に帰った気分だわ。
…はぁ…(;´Д`)

後輪が特にヤバイ為、後輪と地面の間に板を噛ませてタイヤを持ち上げようと試みるも、うまくいかない。
ちなみにこの板コレクション、大部分はこの畑があるご近所から借りています。
優しさが沁みる…感謝しかない。

その後にダメ元で、父が運転席で発進。すぐさま母と私が軽トラの後ろから精一杯押すものの、ビクともせず。
脱出の気配は全くなく、まるで手ごたえを感じない。

しばらく我々だけで奮闘していると、近所の人が助太刀に参上。
父が四苦八苦しているのを見かねて、後で助けに来ると言い残していった人らしい。
後に知ったのですが、この方は80代のお爺さま。とてもお元気。

完全農作業ルックで、長靴も完全装備。頼もしすぎるぜ…


私達は後ろのタイヤばかり気を取られていましたが、お爺さんによると…
「前のタイヤも動かないね。こちらをどうにかしよう」
ということで、前のタイヤを優先することに。

↓前のタイヤがハマっているあたりの泥をスコップで掘って空間を作り、タイヤと地面の間に板を差し込み噛ませる。それを×2回しました。

その後に、父が運転席で前進を試みます。
タイヤは回転するものの、脱出は出来ず失敗。しかし、大きな一歩であることには違いない。

「トラクターで引き上げるから、チェーンを付けるよ」
お爺さんは軽トラの前の裏あたりにチェーンを付けていく。父も手伝います。
(こんなところにチェーンを付ける場所があるのか…)
と私はただただ驚くばかり。
確かに車が自走出来ない場合は、引っ張ってもらうシーンも発生するし…当然と言えば当然なんですけどね。

チェーンをセットした後に、お爺さんは自分所有のトラクター置き場へ。

しばらくすると…そのトラクターを運転しながら、我が畑へ颯爽と到着。
…私の人生で一番トラクターがカッコよく見えたかもしれない。後光が見える…

私と母が軽トラの後ろから押す係。
父が軽トラの運転席。
お爺さんが、チェーンで接続された軽トラをトラクターで引っ張る。

ゴゴゴゴゴゴゴ…
泥を周囲に撒き散らし、勢いよくタイヤが回転。前進。

軽トラは無事にぬかるみから生還しました!

↓赤い矢印のあたりに、軽トラがハマっていました。

…手前の坂を無事上ることができ、道路へ出ることが出来ました。

後は借りた板を軽トラに積み、持ち主へ返却。
そして手伝ってくれたお爺さんの住所を聞き、その日のうちに多少ですがお礼(現金)をしました。

業者にもし頼んでいたら、数万は最低掛かるであろうことを考えると安い出費レベルですが。

↓後は事後処理です。軽トラの運転席側はこの有様。雑巾で汚れを何回か拭き取ります。

いかに泥が凄まじかったかを物語っている。

↓ちなみにこれは私のズボン。

泥が跳ねまくりで、いっそ気持ちが晴れるわい。ハハハ(*^▽^*)

…この日は休日の午後。
当然様々な人の往来がある訳で。

ある時は家族連れ。
ある時は軽トラのご夫婦(推定)
ある時はイケイケの車。
他、多数。

一連の作業中、私の汚い姿はバッチリ見られたであろう。
まぁ、次の日には忘れてくれることを願うばかりですね。
頼む、忘れてくれー!!

次回に続きます。

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