日本の会社は軍隊?挨拶について注意されたことは、誰しもあるのでは?

良く日本の会社は軍隊に例えられたりします。


入社前に基本的な社会人としてのマナーや教養の本を読ませたり勉強させたり。
社訓や社則をベースにみっちり研修を行って、洗の…教育したり。
入社した後はさらに厳しく、しっかりと躾け…教育されます。

上意下達を徹底し、上の者に従順になるように。

これは遡れば、学校教育もそんなところがありますよね。
『気をつけ』『前へならえ』『回れ右』等の号令は集会や運動会等でお馴染み。
随所随所のセレモニー、イベント、行事で叩き込まれ、培われる集団適応能力。
1人は皆の為に、皆は1人のた(以下略)

皆様も長年の学校生活を経て、思うところがあるのではないでしょうか?

『これ、軍隊臭くね?』
と感じる場面が多々あったな、と。
まぁ、実際軍隊を参考にしているのだから当然ですね。



そして、その状態のまま日本企業へ入社すれば当然に軍隊臭い訳で。

例えば挨拶1つを取り上げても厳しいし、乱れを許さない。
実際にこれは私が新入社員に毛が生えているくらい若い頃の話なのですが…


先輩「自分(目下の者)から挨拶しないとダメだよ」
と注意を受けたことがあります。



当時の私は挨拶はするものの、必ず下の立場である自分から率先して挨拶しなくてはいけない!という意識がなかったんですよね。
恐らくその当時の私の顔は間抜けに呆けていたと思います。ホケー(‘_’)

挨拶くらい…と思うかもしれませんが、挨拶は会社で人と会えば何かしらします。
しない日はないので、これをずっと1年、3年、10年と続けていればやがて習慣になっていくんですよね。
前述したようなケース以外にも
『(社会人としての)挨拶は○○であるべきだ。気を付けろ!』
という類の注意、ご指摘を受けた経験がある方がほとんどではないかと思います。
それだけ手軽かつ、毎日する機会があって、反復する行為だからこそ、気付かぬ間にじわじわと年功を伴った軍隊スタイルに慣れていく感覚。

私自身は
(上からでも下からでも気付いた方が先に挨拶すればいいじゃん)
みたいな考えなんですよね。今もです。
ただ…
(社会って、会社ってこういうもんなんだろうな)
と思い、郷に入っては郷に従えじゃないですけど合わせていました。



一応、年上であれ年下であれ挨拶を自分からするようにはしていたけど(あくまで外面。会社関係だけ)年下から率先して挨拶がなくても、自分が注意することはなかったですね…
面倒くさいし、何とも思わなかったから。




長年勤めといてなんですけど…年功を本当に重視しますよね、日本の会社。



…自分の別の過去を振り返ります。あれは…入社して数年時の人事異動後のこと。


後輩「自分の仕事が落ち着いたので、手伝いますよー」


私「…あ、でも本当に仕事は大丈夫なの?」


後輩「今日は少ないと思うので、大丈夫ですよ。出来ます」


私「…あ、ありがとう(;´∀`)」

異動先で恐らく彼女の半分も仕事をしていない自分が、甘えていいのだろうか…モヤモヤしつつ結局甘えた私。
ありがたいと思うと同時に
(ポンコツで申し訳ねぇ…)
と不甲斐ない気持ちで、当時頭がいっぱいでした。
ポンコツであれ、アホであれ、年功が絶対!というのが、逆にいたたまれない経験(>_<)

思い返しついでに、年下の男性社員に『くん付け』もなかなか抵抗がありましたね…
なんなんでしょうねこの拒否感。恐らく自分の中で『くん付けするのは偉そう』とかそんな先入観があったのかもしれません。
年下の女性社員なら『さん付け』でそのままOKですけど、なぜか男性になると『くん付け』が通例だったりしませんか?
男女問わず『ちゃん付け』は、今の時代NGが多いだろうけど…

もしや男女区別なく『さん付け』が世のスタンダード?
どうなのだろう?やはり会社によって違うんですかね。


さて…
「上の命令を聞け!」
というのが基本スタイルだから、あまり建設的で革新的な意見が下から上がらないし、上がっても…
「却下!」
となったりするので、萎えます。じゃあ、変に目を付けられるだけだし黙っとこ!みたいになっちゃうのは当然の流れ。

昔はそれでも良かったのかもしれませんけどね。
社員を大量採用して、ドカンと仕事を割り振って、人海戦術で乗り越えてきた時代は。
『従順に早く正確に、とにかくモノを作って売るんだ。作れば作るほど売れるんだから』
と。

でも今や、そんなことをしていては会社の成長に悪影響だという考えが広まっている模様。
しかしながら、それでもまだまだ変わるのには時間がかかるでしょう。


長年の分厚い常識や前例という壁をぶち壊すのは、これからが本番なのかも。


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