早期退職メリットに目を向ける

皆様の現状や事情は様々。
ゆえに早期退職を手放しで推奨する訳ではありませんが、最大のメリットは『時間』を手に入れられることです。
私自身は直接的にいわゆる早期退職制度(希望退職制度)で辞めてはいませんが、その余波で辞めた経緯があります。



自分はこの選択肢が最良かどうかは、正直なところ100%の自信を持っては言えません。
いい歳して、まだまだ人生にフワフワしているところがあるんです。
しかし、辞めたからこそ今まで当たり前に素通りしていたもの、見て見ぬフリをしていたもの、それらから気付けたことがたくさんありました。
その時間を得られたことは、私にとってはプラスとなりました。
『平日の真昼間』に街を歩いたり、お店に入ったり、遠出をしてみたり…
社会人になってからは、基本的に休日しかやっていなかったことを平日にやってみることで随分見える景色が違いました。



ゆっくりと流れる時間。ぽかぽか日和に走るお年寄りのシニアカー。
忙しない雰囲気がない、人気の飲食店。
まったり公園で遊ぶ親子連れ。


…挙げればキリがありませんが、色々と経験させて頂きました。



新卒で入って十数年。
退職後。正直、いきなり十数年後にタイムスリップしてきたような錯覚。

そんな感傷に浸っているということは、私がそれほどまでに狭い世界で淡々と過ごしてきたということなのでしょう。
私が転職を経験していないということも、大きな要因かもしれませんね。

現在30代の私がこんなことを思うくらいなので、もっと上の年代の方が会社に一区切り付けた時はこの比ではない、かもしれません。

よく
『気が付いたら定年だったんだよ。ガハハ!』
というような話を聞いたりしますが、あながち間違っていないのかも…
労働者としてガムシャラに過ごしている時は、ただただ突っ走っているので時間の機微というか感覚がある意味麻痺していたり…?

時は金なり

とはまさにその通りで。
むしろ、時はお金以上に価値がある。

若い健康体。
柔軟な考え。
もっと関わりたかった、忙しさで蔑ろにしたあの人。

今は亡きあの人との会話。

そういうものは、当然ながらお金で買い戻せない。
過ぎてしまえば、後悔しか出来ない。

お金がないと、不安だ。

でも、好きでもない仕事や会社に甘んじてしがみつき、お金の為の奴隷になるのだったら、何か違う。

この閉塞感、堅苦しさから離脱出来ることが、早期退職ひいてはセミリタイアの大きな魅力というか、意義では、と思います。


一時的にしろ、永続的にしろ。
会社に半ばリストラのような形で追い出されたにしろ、自分の前向きな意志で退職したにしろ。

『子供の学費は退職金(割増)で何とか間に合いそうだから、平気さ!』

私が勤めていた会社の希望退職で辞める方に、そういう人もいらっしゃいました。
本当に大丈夫なのかは本人しか知り得ませんが、前向きな方が人生良い方に転びそうだとは思う…

いつにも増して殴り書き、失礼致しましたm(__)m







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