初めまして!セミリタイアを目指す30代女性です。

私は、セミリタイアを目指している途上の『ある』と申します。
ブログの顔であるアザラシちゃんを見て頂いた通り、アザラシは好きですが、今のところアザラシの記事はありません。
ごめんなさい。

さて、自分語りを致します。(無駄に長いので読み飛ばしちゃって問題なし!)


遡ること10代まで。
平凡な高校卒業後、就職のために行っておこうかな~というふわっとした考えで専門学校(事務系)に入りました。

2年後、何となくその流れで事務系のお仕事のできる職場へ潜り込むことに成功したので、十数年勤めておりました。

十数年の間は、それなりの紆余曲折がありました。
詳しくは、私のブログのカテゴリー【社畜forever】にて、あーだこーだと語っていますので、よろしければ冷やかし程度に。

さて、そんな日々を過ごしていつの間にやら2019年。
今流行りの希望退職制度の波が私の職場にも押し寄せてきたのです。ドッバーン…(波の音)

事前に説明会が開かれ、40歳オーバーを対象に希望退職を募る旨を聞かされました。
私は30代なので免れましたが、正直全くもって嬉しくありませんでした。

会場はまるでお通夜のような神妙な静けさ。
その無言の空気には様々な感情が入り乱れていました。
それを肌で感じ、自分が対象ではないという安心感よりもこれからどうしたら生き抜けるだろうかという不安しか自分にはなかったです。

思えば、40歳オーバーの方(何らかの形で定年後に再雇用された方を含む)は、20~30代の比ではないくらい多数在籍していましたので、組織の在り方として歪だったのは否定できません。

年功序列も色濃く残る組織形態でしたので、仕事が出来ない、覚えようとすらしない(というと失礼ですが)人にも高額な給料を払うことが当たり前の環境でした。
正直、組織全体に余裕がないと出来ないシステムですね。

一度上げた給料は下げづらい、他の新しい仕事を覚えて貰おうにもなかなか上手く進まない、さてどこにメスを入れたらいいのか…と思案した結果なのかなと、下っ端事務員の私は思いました。

説明会の後は対象者全員に希望退職についての個人面談が上司とありました。
こっそり聞いた話によると、残ってもいいなという人にはそれほど強く勧めず、退職して欲しいなという人には人格を否定レベルギリギリまでかなり強く勧められたようです。
しかし念を押しますと、『残ってもいいな』はあくまで『残ってもいいな』です。『残って欲しい』ではないようです。

その店舗のボスであろうが、トップ2であろうが皆等しく対象です。

実際にそのような立場の人もかなり辞めていきました。
中には『自分が辞めれば若い子を2人雇えるから…』などと胸が痛くなるようなことを言い残した方もいらっしゃいました。


さすがに重役や重役のお気に入り(末端の私にはそういう繋がりはよく分かりませんが)は、きっと残されたことでしょう。

そして片や残された側もかなりの負担を強いられるのは火を見るより明らか。
希望退職(という名のほぼ退職勧奨)の結果、40代以上の約1/3が職を失うことになりました。
つまりはその分の負担が残留組の肩にズシっとのしかかるワケです。
事実、お昼返上の残業ありの人も珍しくなくなりました。
私自身もお昼16:00とか珍しくないくらいになりましたね。

そして事務職についた経験がある方ならお分かりかもしれませんが、事務職というのはそもそもの給料が安いです。
営業と違い、利益を生まない、経費の部分の仕事ですから当然と言えばそれまでなのですが。

ですが私は上記に書いた通り、かなり適当に(就活当時は事務は安定しているかな~みたいな考えでした)就職したので、今まで『とりあえず生きられるからいいか』という惰性で仕事をしてきました。
正直、職場の人間関係は良い時期が多かったので、結果的に運よく長く続けられただけとも言えます。



しかし、今回の件があり、これからの身の振り方を真面目に考える転機と感じました。
希望退職に伴い、引継がれる仕事があまりにも多くて急遽辞めた方、いきなり来なくなった方、色々見て感じたのは、組織(会社や、団体)に縛られることの恐ろしさでした。


終身雇用?…今まさに目の前で決壊!
安定?…ないんだ、そんなものは。あると信じていただけ!


安定していると思い込んでいたからこそ、今まで勤めていたけれどそれはもう幻(ようやく身に染みる30代)
いや、今までだって口では『どうしようかな、このまま定年まで勤めるのかな』と悩んでる感は出してきました。自分の中だけで。
でも、具体的に真剣に考えたのはこれが引き金でした。


特に私がしていた事務は、他の企業では何の役にも立たない潰しのきかない仕事だったので尚更不安になりました。
『専門性』と言えば聞こえはいいですが、『汎用性』がないので転職するにも、経験をアピールしづらいのです。
だからそのまま残ってしがみつく方(飼い殺し?)がとりあえずは賢明だったのかもしれません。(またすぐ大規模に人員削減は考えにくいので)
ただ、また希望退職などの人員整理が数年後、十数年後起こったら…?
その時は今度こそヤバいのでは?と思いました。
私は放り出されてすぐ稼げるようなスキルもないし、良い学歴も、コネもないし…
でも辞めるとしてもどうなの?希望退職に該当しない以上、割増退職金なんてビタ一文出ないよ?様々な内なる私が頭を駆け巡りました。

結果、私は辞めました。
そして今のところ、転職も考えておりません。


もちろん、雇われるフルタイムな職業は選ばなければたくさんあります。
『未経験歓迎』もあります。
けれど、一度きりの人生、これでいいのか?
また、何となくの惰性で仕事を選ぶのか?
やりたいこと、あるならやってみてもいいのでは?
今度は何となくではなく、自分の決意のもと!!

こうして私は経済的自由に憧れ、セミリタイアを志すことに決めたのでした。

具体的にはこれから色々と活動していく予定です。
よろしければお付き合い下さいませ。

関連して…
早期退職のメリットについて書いた記事。
会社(経営者側)から見た早期退職について書いた記事。
色々と書き散らしているので、お時間がある時にでも読んで頂けると嬉しいです。

最後に…
↓こちらの本『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』をゴリ押しでおすすめしたい!

ブラック企業やそれに準ずるグレーくさい企業に判断能力を奪われているかもしれない『あなた』に向けた本。
内容には実体験が滲み出ている…というか傷口から出ている大量の血を見ているかのようなリアルさがあります。
漫画やイラストがたっぷりなので、ストレスなく客観的に自分を見つめることが出来て、解決策が見い出せるかもしれません。
私からのおすすめです。

最後までお読み頂きありがとうございました。




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