『食べ物ください』コロナ解雇からの転落…

コロナ解雇が原因で起きた事件についてお話しようと思います。
ここに元の記事のリンクがあったのですが、いつの間にか削除されてしまった…なので下記の私の語りでお許し下さいm(__)m



私自身も30代女性なので、親近感というか身につまされる事件だなと感じます…
そもそもこの方は生まれた時から、ご両親や親族との縁が薄く施設で育った背景がありますので、いわゆる最初からゲームで例えてしまうと『ハードモード』ですので、同じ目線でお話するのはおこがましさもありますが、失礼致します。



記事を読みますと、コロナ禍で解雇され、逃げるように住んでいる場所から出て、やがて路上生活へ。
『食べ物をください』と紙に書き、食べ物や現金を差し入れてくれたりと、他人の善意は確かにそこにはあったようです。
しかし、それは永遠には続かないですよね。
一時的に協力できることはあっても、助けることが出来たとしても…1人の人生をまるごと『救う』ことはなかなか難しいことではないでしょうか。
『自分も今は余裕がないんだよ…』時勢柄、そのような方も多数でしょう。
自分が富豪であったり、福祉の関係で詳しければ力になれるとは思いますが…


読み進めると、この30代女性は『福祉に頼るのは恥ずべき事』と思っていたようです。
自分自身施設にお世話になり、ある程度大きくなってからは、今まで1人で何とかやってきた…
自負やプライドというよりも、これ以上福祉にお世話になってはいけないと自分で自分を追い詰めていたのではないかなと勝手に推測してしまいます。

国に対する負い目?世間に対する負い目?

私自身の考えを言わせて貰えば、現実問題として『生活保護』に対する風当たりは強いと感じます。

『生活保護』=『遊んでる、怠けている』


俺は身を粉にして少ない給料から高い税金納めているのにやり切れない!!ズルい!!


すっごく極端に表現しましたが、概ねこのようなコメントがSNSやニュース記事に溢れかえっているように感じます。


『生活保護』と『会社問題』(例えばブラック企業、低賃金、長時間労働)を混同してはいけないと思います(綺麗ごとですが(;´∀`))


もちろん、全てではありません。冷静に『生活保護』というセーフティネットの重要性についておっしゃっている方もおられます。

けれど日本の国民性なのか、もしくはギスギスしたこの世相から、心優しいコメントはあまり見かけません(-_-;)(私調べ)


本音では、関係が希薄な身内しかいない女性は、本当の意味で誰かに助けて貰いたかったんだと思います。

やはり力とお金のある『国』そして『自治体』が手を差し伸べて欲しかった。
何の為の巨大な組織なのか、お金が集まっている団体なのか…
『公助』するお金は我々のお財布から出ているのを努々忘れないで欲しい。
あなた達政治家の懐に入るお金ではないぞ、決して!

このコロナ禍で、お肉券だのお魚券だの、非課税世帯に30万だの色々と議論されてきましたが…最終的に条件なく全国民に渡されたのは『一律10万円給付金』のみです。

持続化給付金などのお金を貰えない人、そして失業保険を頂けないケースならば、もう『生活保護』しか選択肢がないのではないでしょうか。

でも、国は『生活保護を申請して下さい』とは大々的には言いませんよね…
たまにテレビを見ても、その言葉を言っている場面に遭遇しません。


なぜか…やっぱり国の負担が増えるからなんでしょうね…きっと。
コロナの影響でネットカフェ難民がネットカフェすらからも追い出されていた時も…正直、あまり積極的に助けようとしている感じはしませんでした…

私は今月(10月)まで失業保険を受給していましたが、同じくハローワークに来ていた若い女性がどこか恥ずかしそうにハローワークの職員の方と会話をしていたのが強く印象に残っています。
長い人生どのような理由であれ『失業』がそんなに恥ずかしく、強いては『悪』なのでしょうか?


このような風潮だからこそ『生活保護』に至ってはハードルがとても高くなるのは、当然の結果だと妙に納得してしまう自分がいます。


話は戻りますが、カッターナイフで凶行に走ってしまった女性は『もう、ダメだ。終わりだ』と国に保護を求めること自体すら、最後には頭を過らなくなってしまったのではないでしょうか。そして心に余裕を失くして、取り返しのつかない牙を他人に向けてしまった…


一度転んだ人間(受験、就職などの節目のイベント)にとても厳しい国、そしてシステムだなと私見ですが感じます。
誰がいつ何時どのような状況に陥るかも分からないのに…


『自己責任』や『自助』を謳うのなら払った多額の税金分の『公助』をしっかりと果たして貰いたいものです。




今回は暑苦しく語ってしまい、申し訳ありませんm(__)m
最後まで読んで頂きまして、本当にありがとうございました!








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