若者の移住支援、キャンペーンは慎重に吟味!①

「田舎で夢のスローライフを送ろう!」

「好きな時間に仕事。好きな時間に遊ぶ。メリハリと自由のある生活!」


「何も縛られない理想の生き方がここにはある!さぁ、ワンダーライフへ!」

このような誇大広告(かもしれない)キャンペーンがあったりします。

全ての移住推進活動に異議を唱える訳ではもちろんありません。(※ここ重要!!)

田舎であっても稼げる仕組み(システマチックな大農家や絶対的人気ブランドの○○があるとか)があれば良いですが、こういうキャンペーンを大金をはたいて派手に開催しているところは…
言い方は悪いですが、高確率でタダの田舎ではないかと。

多少の地域独自性はあるかもですが、それは他地域だって同じ条件だと言えますし。
冷静に客観的に見て、様々な面で魅力がないからこそ、子供や孫等の若い人がその地域に残らずに流出しているのです。

とはいえ、それでは困る残留組(主に中高年以上)は…
「さて、どうしたもんかのー。手立てを考えねばな」
となります。

具体的に言うと、若い労働力確保ですね。
どの辺が若いと言うのか定義が難しいところですが…バリバリな現役世代くらいですかね(ざっくり)

草刈り、清掃、場所によっては雪かき労働不足をどう補うか。

「そうだ!若者がいないなら、連れてくればいいじゃない!」
キャンペーンでだまくらかし(ゴホッ…)集めてくれよ、お役所さんよ!!
ということで、その地域全体あげての大イベントになる訳です。

そして、それにまんまとおびき寄せられた若者を確保。

「○○さん家の草刈り、お願い」

「この間の雨で、荒れちゃってさ。後片づけ手伝ってくんねー?トタンが吹っ飛んじまってよォ」

「雪かき、○○さん家のも手伝ってあげて。腰がアレみたいでさぁ…」

「あ、地域の行事には積極的に参加してね。飲み会とかも。あなた、若いんだから」

若者からしたら…

「なぁーにが、スローライフやねーん!片腹痛いわ!」
っちゅー感じですよね。

ほのかにブラック企業のボランティアのようなイメージを持っちゃう。

「お年寄りの雑用係(年中無休)じゃねーか!」
という感覚かもしれない。

これじゃあ、あくせく働いていた時と何一つ変わらない…
こんなはずじゃなかったんだよ、ただの幻想だったな…

よくよく考えてみると、キラキラした眩しい移住情報がネット内に溢れている陰でトラブルがたくさん起きているのではと推察します。

不都合な真実は握り潰しているのか分かりませんが、表面化しないだけで…ね。

最後に…
私が、移住関係でおすすめしたい本があります。
それが『地獄の田舎暮らし』です。

このタイトルからして…
「なんだよ!田舎への移住否定本かよ!」
と思われるかもしれません。
確かにデメリットが羅列してあるのでそう感じると思います。
しかしながら、田舎暮らしを感情的に否定するのではなく、事実の田舎あるあるをふんだんに載せているので冷静かつ客観的に田舎移住暮らしとは何ぞや?という知識を得て、移住判断出来るのではないかと思います。

若い移住予定者向けに特化している訳ではなく、幅広い世代が読める内容ですね。

例えば…
①年金受給者は歓迎されない
②オンボロ(安い)別荘は、介護施設に入れなかった老人の姥捨て山代わり。

等、掘り下げる内容が濃ゆい。
まさに『移住すれども定住せず』という言葉をガツンと突きつけられるような…

移住にご興味がある方は是非、読んでみて下さいませ。

次回、このテーマでもう少し語ろうと思います。
お付き合い下さる方は、またよろしくお願い致しますm(__)m

※続きは、こちら(若者の移住支援、キャンペーンは慎重に吟味!②)になります!




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